幻冬舎単行本<br> マイクロスパイ・アンサンブル

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幻冬舎単行本
マイクロスパイ・アンサンブル

  • 著者名:伊坂幸太郎【著】
  • 価格 ¥1,287(本体¥1,170)
  • 幻冬舎(2022/04発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344039155

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内容説明

どこかの誰かが、幸せでありますように。
失恋したばかりの社会人と、元いじめられっこのスパイ。
知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり……。
ふたりの仕事が交錯する現代版おとぎ話。

付き合っていた彼女に振られた社会人一年生、
どこにも居場所がないいじめられっ子、
いつも謝ってばかりの頼りない上司……。

でも、今、見えていることだけが世界の全てじゃない。
優しさと驚きに満ちたエンターテイメント小説!

猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」でしか手に入らなかった
連作短編がついに書籍化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

698
伊坂 幸太郎は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。福島の猪苗代湖で2015年から開催されている音楽フェス「オハラ☆ブレイク」のために、著者が毎年書き続けた短編「猪苗代湖の話」、企画ものでした。企画もののせいか、頁数のせいか著者としては少し残念な作品です。 https://www.gentosha.co.jp/s/microspyensemble/2022/08/06

bunmei

586
毎度、意味不明なカタカナの表題。本作も何のことやらと思いつつページをめくり始めたが、最初は、各章のストーリーがあちこち飛ぶので、物語がどこに向かっていくのか掴めなかった。しかし、舞台となる福島県猪苗代湖を中心として、バラバラだった布石を次第に回収し、結び付けていく辺りは流石。本作は、エージェント達が活躍するスモールワールドと、ごく普通のサラリーマンが暮らすリアルワールドの2つの世界が融合しながら、物語は展開。いつの間にか、パラドックスな世界観が広がる、伊坂流ファンタジーミステリーに、引き込まれていく。 2022/05/29

うっちー

577
7年かけて御伽噺を徐々に完成させるのは大変かと2022/05/23

しんごろ

573
これ、いいね。この世界観、好きだわ。伊坂幸太郎作品は、これが初めて。初めての作品がこれで良かった。自分が選んだ道ならば、たとえ後悔したり嫌になったり、紆余曲折しながらも、結局、選んで良かったと思いたいね。そのうえで、地球に生まれて良かったと思えれば尚良しだね。どこかほんわかしてて、独特な心地良さ。クセになる物語。またいつか再読したいな。THEピーズ、TOMOVSKYの歌も聴いてみたいね。2022/08/06

まちゃ

525
おとぎ話とお仕事小説のアンサンブル。伊坂作品らしいユーモアと優しさが感じられる物語でした。気軽に楽しめました。猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」で2015~2021に小冊子として配布されたものをまとめた短編集。作中にフェスで演奏された曲の歌詞が挟まれているのも面白い。2022/06/07

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