集英社文芸単行本<br> タダキ君、勉強してる?

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集英社文芸単行本
タダキ君、勉強してる?

  • 著者名:伊集院静【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 集英社(2022/04発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087717938

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内容説明

小学校1年生。最初の学期末にもらった通信簿はオール1! そんな西山忠来(タダキ)少年はいかにして伊集院静となったのか!? 故郷の師、銀座のママ、伝説の車券師、阿佐田哲也、ビートたけし、松井秀喜から愛犬、両親まで、人生を導いてくれた30人の凄い「先生」たちとの出会いと学びとちょっと恥ずかしい事実――。きっとあなたもあなたの「先生」に会いたくなる! 最新エッセイ集。

目次

いねむり先生
機関車先生
ミチクサ先生
長友啓典
阿佐田哲也
色川武大
城山三郎
黒岩重吾
久世光彦
伊坂幸太郎
黒田清
本田靖春
ビートたけし
高倉健
武豊
松井秀喜
佐治信忠
ノボいねむり先生
機関車先生
ミチクサ先生
長友啓典
阿佐田哲也
色川武大
城山三郎
黒岩重吾
久世光彦
伊坂幸太郎
黒田清
本田靖春
ビートたけし
高倉健
武豊
松井秀喜
佐治信忠

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

175
伊集院 静は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は著者の過去の先生、師匠等に纏わるエッセイ集でした。自分自身を振り返って見ると思い出すのは、厳しく個性的な教師です。 https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/tadakikun/2022/07/10

シャコタンブルー

55
作家が自分のことを書けないこと。それは「恥ずかしいこと」らしい。本書では素直に語っている。人生の節目でで出会った人達とのエピソードは恥ずべきものは何もなく、むしろ誇りと勇気を貰った。父親から骨のような強い意志、母親から血のような繊細な優しさを受け継いでいる作者は反骨精神を常に持ちながら弱者にはとても優しい人だと思えた。それに男が憧れ、女が惚れるのも頷ける。小学1年生に出会った担任の心温まる話から最後の母親の哀愁溢れる逸話まで全てが暖かく優しく心に響いた。本屋大賞にエッセイ部門があれば、これだと思えた。 2022/05/02

tamami

49
本書を読み、人生とはつくづく出会いの賜という思いを強くする。但し、その出会いを生かすか殺すかは本人次第という留保付きではあるけれども。作家伊集院静が幼少期からこれまでの人生で出会い、関わりをもった人物の評伝集といって良いもの。今まで書かれることのなかった作家に関するエピソードもふんだんに取り入れられて、読み応え満点の自己評伝としても「語られる」。最も印象に残ったのは、高校時代倫理担当の又野郁雄先生との出会いと別れ。書中一等のページ数を与えられた先生との逸話。三十年を経て、再び学び合う師弟の姿にじんと来る。2022/05/23

千穂

27
伊集院静の自伝的エッセイ。彼が影響を受けた様々な先生が描かれる。オールIだった少年が先生に影響を受け、絵を描くようになる。先生について話すこと、それは自分について話すこと。なるほどだ。2022/07/31

雲國斎

21
伊集院さんの最新エッセイ集。氏が人生で出会った凄い「先生」たち。へえそうだったの、という「師」もいて楽しめました。ご両親の言葉は、厳しくも温かいなあ。2022/07/13

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