恋する検事はわきまえない

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恋する検事はわきまえない

  • 著者名:直島翔【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 小学館(2022/02発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093866361

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内容説明

特捜部初の女性検事、着任早々大暴れ!

人が人を裁けるのか――
「正義」の番人たちの懊悩に迫る人情検察小説。

「特捜部初の女性検事」として期待と嫉妬を一身に背負う常盤春子は、着任早々、下水道事業の五社談合事件を任された。落とし所は末端社員たちの摘発――。しかし、取り調べ中に闖入してきた被疑者の幼なじみによって、捜査は思わぬ方向に転がり始めた。

築地の魚屋で働く男は、被疑者を庇いながら言葉を吐く。
「おれはよ、法に背いたのは人間じゃねえ気がするんだ。人間の周りを囲んでいる全体みたいなもんだ」
覚悟を決めた春子は、検察幹部仰天の一手に出た(表題作)。

見習い検事が異動先の鹿児島で一騒動を起こす「ジャンブルズ」、小倉支部の万年窓際検事が組織から孤立しながら凶悪暴力団に立ち向かう「海と殺意」ほか、全四話+αの連作短編集。

「罪をつくるのは個人か、社会か――。
この小説は軽やかに根源的な問いを突きつける」
元厚生労働事務次官
村木厚子さん激賞!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

161
あぁ面白かった。『転がる検事に・・』の続編に今、出会った嬉しさよ。連作どれも好いのだが、なんたってこの装画のタイトル作の二人が最高だった。って言うか、健ちゃんしか勝たん(一度言ってみたかった 笑)お願い、次も健ちゃん登場させて欲しい。2023/02/18

タイ子

107
今作も面白い。何と言ってもカバーの絵とタイトルを想像していた人とすっかり感違い。いや、この作品読んだ人なら誰もが思うでしょ。新任検事の倉島が今回鹿児島地検に異動になる。お世話になった指導官の久我ともお別れ。2人はそれぞれの場所で検事力を発揮するのだが、今作は彼ら、彼女らが活躍する連作短編集。この作品に登場する検事、巡査、その関係者たちがすごく好き。そして恋する検事の物語はもっと好き。人はどこかで誰かと繋がっている。その繋がり方がえーっ!あー!とか思わず笑ってしまうほど面白い。気になるラスト、続きが楽しみ!2022/07/29

ゆみねこ

77
表紙の絵が素敵です!常磐春子さん、何とも豪快なお方と縁がありましたね。倉沢さんは鹿児島へ赴任し、墨田署の有村くんのナイスアシストで大立ち回り。表題作は常磐さん。何と言っても健ちゃん最高!2022/08/17

さっこ

77
「転がる検事」の第2弾。前作の主要人物にそれぞれ焦点を当てたスピンオフ的作品。登場人物が前作よりはっきり個性が描かれ魅力的になっていた。個人的には本作から登場の「健ちゃん」推し。2022/04/12

きりん★

56
二作目の検事達の短編集。サクッと読める話ばかりです。キャラが確立してるので、わかりやすいかな。ほぼほぼ、健ちゃんしか覚えていない程、キャラが濃いです😂2022/06/01

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