集英社文芸単行本 HEALTH RULES 病気のリスクを劇的に下げる健康習慣

著者名：津川友介【著】

集英社（2022/01発売）

• ISBN：9784087717792

内容説明

医師で世界的な研究者である著者が、質の高い論文175本を選び抜き、がんや脳卒中、糖尿病、アレルギーになるリスクを劇的に下げるメソッドをまとめました。「７時間以上寝る」心筋梗塞のリスク20％減、「白米を１日１杯以下にする」糖尿病のリスク24％減など、具体的な方法を食事・睡眠・運動・入浴といったカテゴリー別に網羅。確かな科学的根拠（エビデンス）を１冊の本にぎゅっとまとめました。病気になってしまうその前に知っておきたい、今日から実行できる「最強」の健康習慣。

目次

RULE 1　睡眠
RULE 2　食事
COLUMN 1　妊婦の食事
RULE 3 運動
RULE 4 ダイエット
COLUMN 2　メタボ健診
RULE 5 お酒・タバコ
RULE 6 入浴
COLUMN 3　標準治療とは
RULE 7 ストレス
RULE 8 アレルギー・花粉症
RULE 9　サプリメント
COLUMN 4　病院へのかかり方
RULE 10　新型コロナ・かぜ・インフルエンザ
RULE 11 ワクチン
COLUMN 5　エビデンスについて
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[本詠み人]

健康情報は玉石混交…確かなエビデンスに徹底的にこだわり、厳しい査読を経た論文だけを情報源としてまとめたこの著書。最新の健康本として読了。日常生活に関わることを網羅しているので、今現在のより良く生きる方法が結論のみ書かれている。これからも定期的にアップデートした情報を出してほしいなぁ。糖質制限ダイエットについての記述には今取り組んでいるだけに失望💧より詳しく知りたい人のために各章ごと参考文献記載あり。

2022/03/30

[ミライ]

医師の津川友介さんによる病気のリスクを下げる健康習慣が解説された一冊。食事やサプリやお酒など食べ物～睡眠、運動、入浴などの生活習慣まで、信頼できるエビデンスを基に、健康になるためのテクニックが解説される。いろんな健康本に収録されている内容をまとめたような感じで、様々な視点から健康について知れる。コロナ禍でなんとなく体調が悪くなり、体調を整え仕事のパフォーマンスを上げたい人にオススメ。

2022/02/07

[ykshzk（虎猫図案房）]

人間は常に選択をして生きている。小腹が空いた時に目の前のどっちの食べ物に手を伸ばすか、あるいは伸ばさないのか、とか。＝健康維持は自分自身の選択の積み重ねとも言える。＝良い方の選択をする回数を増やしていこう、そのためには正しい選択基準を持っておこう、という本。やはり痩せるには運動より食事。そして「メディアがあおる賞味期限の短い健康情報」に踊らされてはダメ。健康に気を付けるなら科学的証拠のしっかりした、良いとされているものを＝魚、野菜、果物、茶色い炭水化物、オリーブオイル、ナッツ。だそうです。

2022/06/07

[いづむ]

健康本のたぐいは全く買わないのだが、信頼している医者のすすめで読んでみた。日常生活で行うと良い健康を保つ習慣も参考にはなるが、何よりどういう根拠で書かれた医療・健康情報が信用に足るかが明瞭に説明されているのがいい。巷にあふれるいい加減な健康情報に惑わされたり振り回されたり無駄なお金を使ったりしないためにも、一読の価値あり。「エビデンス」と呼ばれる科学的根拠にもランクの違いがあることもわかりやすく説明されているので、これはネットや出版物で情報を探す前に知っておくと良いと思う。

2022/01/28

[でじきち]

エビデンスの確かさに拘ったと言い切るコンセプトが意外に新鮮。ポテチはやめよう。パスタはペスカトーレにしよう… ◆×赤い肉(牛肉豚肉ハムソーセージ)、白い炭水化物(白米、パスタ、うどん、白いパン、じゃがいも)、バター△マヨネーズ ◎魚○野菜、果物、茶色い炭水化物(玄米、そば、茶色いパン)、オリーブオイル、ナッツ◆睡眠は質より量、7時間目指す◆歩けば歩く程良い。1日1時間のランニング◆酒は控える◆標準治療は徹底的に効果を調べ抜かれた最善策◆ストレス対策は運動、会話、瞑想◆鼻うがい水道水は×◆風邪は寝て治す

2022/06/03