集英社文芸単行本<br> 僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回

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紙書籍版価格 ¥1,760
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集英社文芸単行本
僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回

  • 著者名:森田真生【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 集英社(2021/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087717570

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内容説明

未来はすでに僕を侵食し始めている。未曾有のパンデミック、加速する気候変動……人類の自己破壊的な営みとともに、「日常」は崩壊しつつある。それでも流れを止めない「生命」とその多様な賑わいを、いかに受け容れ、次世代へと繋ごうか。史上最年少で小林秀雄賞を受賞した若き知性が2020年春からの「混沌」と「生まれ変わり」を記録した、四季折々のドキュメント・エッセイ!

目次

はじめに
春/STILL
夏/Unheimlich
秋/Pleasure
冬/Alive
再び、春/Play
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キジネコ

47
私達は周回する永遠の螺旋の中で生かされている。人が時間という計測可能な単位の中に一瞬咲いた仇花でなくなるために存在する意味について、あらゆるものの尊厳について考えよう。「人がいるから美しい地球という星がダメになる」その事に多くの人が既に気づいて居る筈なのに、私達は違う役割を演じ続けてきた事の後悔を後回しにした。さて…と若き智は洛北の庭から心地よく提言します。何をしたか?しなかったか?何を始めるべきなのか?コロナと温暖化と失われ続ける多様性。隔離された無菌室で生きたがる人という尊大な問題児への柔らかな提言。2021/12/20

Roko

29
健常者にとっては問題ない状況でも、どこかに障害を持っている人にとっては不自由なことがたくさんあります。地震でエレベーターが止まった時、健常者は階段で逃げられるけれど、車椅子の人は自力では逃げられません。目が見えない人のことを考えたら、点字ブロックの上に物を置くなんてできないし、ベビーカーを押している人がいたら閉まりかけたドアを押さえようとするはずですが、そういう想像力がない人が世の中にはいるのです。想像力というのはとても大切なものなのに、記憶力ばかりが求められる世の中を、変えていかなければいけないのです。2022/02/20

ほし

20
独立研究者の森田真生さんが、コロナ禍の中で移り変わっていく自らの思考の変遷を描いた一冊。森田さんはこれまで数学に関わる本を執筆されていましたが、この本では自然や農業、生命といった話題が中心となります。奪っていることを知るのではなく、与えられていることを感じること。自然に愛されているという感覚を持つこと。主体の強さという幻想を捨て、弱さに根差した思考をすること…。コロナ禍の中で、自然に対して改めて考え、感じた人は少なくないと思います。自分もその一人ですが、この本を通じて更に考えを深めることができました。2021/10/25

hippos

13
森田の文章は好き。静謐でいながら力強さを感じる。 コロナ禍に対する温暖化の反応など切実な現実感を伴わない危機とどのように向き合っていくのか?子供たちに何を伝えられるのか?考えさせられた一冊。2021/11/10

Sakie

10
日本の若き知性として注目される、森田真生氏のエッセイ。書店で手に取った瞬間、やられたと思った。なにかここにある、と予感した。『このままではいけない。いままでとは別の、生き方を探しなさい』。感染症による活動縮小を契機に、新しいセンサを働かせて取り組む活動のセンスが好い。通底するのは、人間が人間でないものたちと同じ地平に降り立とうとする意思だ。『人間はもっと humiliate されていい』と言う。これまでと同じようには生きていくことができなくなった世界では、思考より肌感覚に従う、柔軟な行動こそ生き抜く術。2022/05/19

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