文春e-book<br> ブルースRed

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紙書籍版価格 ¥1,650
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文春e-book
ブルースRed

  • 著者名:桜木紫乃【著】
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • 文藝春秋(2021/09発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163914336

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内容説明

死に場所を求め、生きる女が、裏切りの果てに辿り着いた終焉の地とは。

ブルースに続く、『新たなダークヒロイン』の誕生!

釧路の街を、裏社会から牛耳る影山莉菜。
亡父・博人の血をひく青年を後継者として育て、官僚から代議士への道を歩ませようとしていた。
「男と違って、女のワルには、できないことがない」
亡き父の言葉を胸に、重い十字架を背負った女が、幾度もの裏切りの果てに――。

『ホテルローヤル』『家族じまい』を経てデビュー20年目の桜木 紫乃が放つ最高傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

233
桜木 紫乃は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。6年前に読んだブルースの続編、ダークヒロイン影山莉菜が主人公の連作短編集、シャンソンやジャズが流れる釧路の渋い世界、雰囲気は好きでしたが、短編のせいかあまりしっくり来ませんでした。 https://books.bunshun.jp/articles/-/66102021/10/12

いつでも母さん

158
前作は指が一本多い男・影山博人しか覚えていない。その血の繋がらない父・ヒロトをして「男と違って女のワルには、できないことがない」と釧路を裏から支配する影山莉菜の生き様。のっけから桜木紫乃の世界だった。喪ってなおその存在感を示すヒロトに囚われている娘が私には哀しい。ヒロトの血をひく幼子・武博の後継者として、その行く末をざらつく思いで、共に見守った気にさせられる不快な感情もまた、私の好きな桜木作品だった。本作も女を描くのが巧い。その中で弥伊知に惹かれる私もまた哀しいか。番外でRedに対する物語も読んでみたい。2021/10/15

おしゃべりメガネ

124
とにかく重厚な一冊。前作もかなり独特な雰囲気のある作品でしたが、続編の本作は更にグレードがあがり、このページ数でありえないほどの重量感を醸し出しています。6本指のオトコ「影山博人」を父に持つ娘「莉奈」の壮絶な生きざまを綴った壮大なクロニクル。とにかく彼女のキャラが際立っていて、最後まで彼女のカッコよさから目が離せませんでした。政治と金、男と女、舞台を北海道は道東の釧路において繰り広げられるロマンがなりやまないレクイエムとなって響き渡ります。桜木さん作品の中でも、また更に磨きのかかった名作の誕生ですね。2021/11/23

あすなろ

103
前巻を片手に引き続き桜木ハードボイルド世界に酔いしれた。痺れた。今、桜木先生の筆は大変失礼ながら絶好調の時なのではないか。今年は、ファンとして本作や前作を堪能させて頂いた年である。影山家を陰で支え、影山帝国を護ろうとする娘 莉奈を描く巻。前作が成り上がる男を描く巻とすれば今回は護る女を描く巻。そして、護られた女の次は、新たなる成り上がりを現代にて行う男を描くなんていう巻は如何でしょうか?先生。もう既に続々巻も描けるのではと期待を寄せざるを得ない作品だった。2021/10/29

のぶ

100
「ブルース」の続編らしいが、自分はそれを読んでいない。問題なく読む事ができたが、前作を読んでいれば、より楽しめただろう。10の短編のようになっているが、ストーリーは結びつくので、長編として読む事ができる。舞台は釧路。主人公は影山莉菜で釧路の街を、裏社会から牛耳っている。全体を通し何ともうら寂しい物語だ。寒風が体を吹き抜けていく感じがする。それが桜木さんの持ち味でもあるが、誰にも感情移入できず、それぞれが孤独に生きている。文学としては優れているかもしれないが、個人的には乗り切れない一冊だった。2021/10/12

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