オーバーヒート

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紙書籍版価格 ¥1,650
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オーバーヒート

  • 著者名:千葉雅也【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 新潮社(2021/07発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103529729

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内容説明

第165回芥川賞候補となった最新作「オーバーヒート」に、
第45回川端康成文学賞受賞の初短篇「マジックミラー」を併録!

『デッドライン』で鮮烈な小説家デビューを果たした哲学者による
現代日本文学の最前線

言語が僕を隔てている。男たちが跳梁する空間から――。

東京への愛惜を抱きつつ大阪に暮らし、京都の大学で教鞭を執る哲学者。
「言語は存在のクソだ!」と嘯きながら、言葉と男たちの肉体との
あいだを往復する。年下の恋人への思慕、両親の言葉、行きつけのバー、
失われた生家である「大きな白い家」、折々のツイート……。
「僕」を取り巻く時間と人びとを鮮やかに描く新作長篇「オーバーヒート」。
ハッテン場と新宿2丁目の移ろい、甦る記憶が現在を照射するさまを描いた、
選考委員絶賛の川端賞受賞作「マジックミラー」を併録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

194
第165回芥川龍之介賞受賞作&候補作第三弾(3/5)は、候補作二作目です。千葉 雅也、二作目です。ゲイが主人公の中編&短編、選考委員に、このテーマはあまり評価されないのかも知れません。しかしオーバーヒートが、太陽●門だったとは(驚) 【読メエロ部】2021/08/04

buchipanda3

107
前作「デッドライン」では修論の締め切りにギャーと言っていた主人公が、今作では40歳の中年となり、大学の准教授として指導教官になっていた(併録作ではハッテン場が再び描かれていた)。そんな彼の大阪での日々の生活で頭に浮かんだ思念が日記のように言語化されて綴られる。彼がいつも尖った自負心を見せながら、パートナーの晴人に対してふいに小心な一面が出てくるギャップが印象的だった。抽象的な言語の不満と不安が過熱して具体的な肉体への衝動を求めたのだろうか。それでも過去と現在を巡るうちに冷静になり一歩進めたのかなと思えた。2021/07/13

美紀ちゃん

98
芥川賞候補作。純愛みたいだと思った。 好きすぎて怖くなるみたいな。 男同士だと、結婚みたいなオチはないから、この先は2人はどうなって行くのか?不安なのが伝わってくる。 そして、「今夜泊まってけば?」と誘った時の勇気。 1歩を踏み出すことにしたのだと思う。 終わり方が良い。 読んでいて思った。 これは作者と私は同じ中学校出身確定だなと。 実家に帰ってきて家族との昔の話が、地元すぎる。 思い描くことができる。場所がわかる。 栃木県ネタは、わかるのでちょっと嬉しくなった。2021/09/05

うののささら

78
ホモの視点で大阪での生活を哲学的に書くとこうなるのか。ドゥールーズやホメオパシーなど難しい言葉が出てきておもしろかった。今年の芥川候補は好きな作品が多かった。准教授の仕事は青春時代に囲まれていいし大阪の生活もバーに行ったり楽しそうだがホモのシーンだけは早送りでした。LGBTが社会的に認知されようとしてるが、やめてほしい。ホモは昔から楽しく生活してたし、左翼運動の戦略として仲間を増やすのと社会の混乱が目的。スタバのようにトイレが男女いっしょだったり、女湯に自称Lが入る世の中は文化が混乱する。2021/10/23

harass

76
この思想家が小説をだしていたことに気がつき借りる。表題の中編と短編。著者を連想する准教授が主人公。また、著者が自らゲイだと公言していたのをすっかり忘れていた。いろいろ面白い言い回しがあり、ぼんやりした筋と比喩象徴の仄めかしに、ああ現代小説だと読中読後に感じつつページを捲った。「LGBTは普通? 普通だと思われたがるなんてのは、マジョリティの仲間に入れてくださいというお涙頂戴の懇願にほかならない。『我々』は『やつら』とは違うとプライドを持ってきたんじゃないのか。腰抜けが!」他の作品も読みたい。2021/08/28

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