内容説明
ヴィクトリア・ウィナー・グローリア公爵令嬢。
フレデリック・オーストウェン王子の婚約者である彼女は
ある日婚約破棄を申し渡される。
だが、それを「我は婚約破棄を許可しない」の一言で
切って捨てたヴィクトリアが取った行動は――
「フレッド。……そなたはさっき、我に婚約破棄を申し出たな？」
「ひゃ、ひゃい……」
「では我から言おう。――もう一度、婚約をしよう。我と結婚しろ」
「はいぃ……」
かくしてグローリア公爵令嬢からオーストウェン王妃となったヴィクトリアは
その輝かんばかりの魅力で人々を魅了し続ける――！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
25
KindleUnlimitedで。覇王系王妃様という一発ネタで長く話を膨らませたのは凄いかなと。冒頭の婚約破棄を許可しないあたりのネタだったんでしょうが。偶に活躍する王様を支えるために覇王になってはいるんですね2024/04/15
ホシナーたかはし
15
ネット版が面白かったので購読。ノーストレス、島本和彦先生風な超ごり押しが面白すぎる！電車で読むには爆笑をこらえきれないのでお勧めしません。イラストも現代風か、時々「はいからさんが通る」風のちょっと懐かしい雰囲気があったり。イケメェン・・・2021/08/13
儚
13
ギャグの世界線で王妃となった令嬢、あまりにも覇王。愛妾をぶちのめし、盗賊たちを一刀両断し、たぬきな宰相をイケメンオーラでのす（原文ママ）覇王系令嬢は一方的に言い渡された婚約破棄をスピード破棄させ結婚し、気合で光り輝いて（？？？）ただの剣を聖剣ヅラさせ、オリハルコンドレスで降りかかる剣をバッキバキに折る。イケメンオーラであらゆる人（王子含め）を誑かし、国のために邁進する格好良くて獅子かライオンか？ってレベルの笑みをひらめかせ、黄金に輝く王妃の話。地の文から内容まで全てがギャグです。コミカライズと合わせて。2022/05/01
もだんたいむす
4
漫画で読む分にはいけるが、小説で読むとなるとキツいですね。2024/10/14
Ｍ２
4
コミカライズ版が面白かったので読んでみたらこちらもめちゃくちゃ面白かった。とにかく王妃が格好よくて読んでて気分爽快。敵対していた人たちもみんな王妃にめろめろになってしまうのも、根っからの悪人がいないところも嬉しい。終盤みんなの協力があって馬車が完成した場面ではかなり感動してしまった。個人的には農業関連のあの人が好き。元盗賊団からまさかの抜擢の焼き肉の人もいい。そして王様が可愛い。自動塩水生成期だけど国を愛し国民を愛し王妃を愛するいい王様だよね2021/07/12
