私が望むことを私もわからないとき - 見失った自分を探し出す人生の文章 -

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私が望むことを私もわからないとき - 見失った自分を探し出す人生の文章 -

  • ISBN:9784847070273

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内容説明

TWICE、WannaOne、Stray Kidsなど、人気アイドルの愛読書としても話題!
2020年韓国でベストセラーになったエッセイ、待望の邦訳版。

◆韓国で、発売1ヶ月で5万部を売り上げ、現在20万部突破
◆韓国大手書店 教保文庫 2020年総合ベストセラーランキング10位


何だか、いつも寂しくて、虚しい。
人に会うことに、疲れてしまった……。
毎日こんなに頑張っているのに、幸せになれないのはなぜ?
人生って、こんなふうに生きていくものなの……?


そう人生に迷い、疲れがちな毎日を過ごす人に贈る一冊。
数々の本を読み、書評サイトを運営する著者が心温まるエッセイとともに、世界中の名著から見つけた、あなたにそっと寄り添う文章をご紹介します。

将来、家族、友人、恋人、仕事に悩むとき、きっと足元を照らしてくれる文章が、ここにあります。

キム・スヒョンやキム・ヨンスなど、人気作家による韓国文学はもちろん、夏目漱石、ニーチェ、ヘッセにフロムまで。
世界の名文に触れ、見失っていた本当の自分を探すヒントになる一冊です。


【著者・訳者プロフィール】
著者:チョン・スンファン
作家、本紹介サイト<THE BOOK MAN>運営者。
慌ただしい日々を生きる読者の疲れた心を、心地よい言葉で癒やしてくれる、本のセラピスト。
多様なSNSサイトを通し、毎週のべ150万人のフォロワーに美しい言葉と心温まるストーリーを綴っている。
邦訳された著作『自分にかけたい言葉 ~ありがとう~』(講談社)は、韓国で30万部を超える。


訳者:小笠原藤子 (おがさわら ふじこ)
上智大学大学院ドイツ文学専攻「文学修士」。
訳書に、『今日笑えればいいね 心向くまま自分らしく生きることにした』(小社刊)、『自分にかけたい言葉 ~ありがとう~』(講談社)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイティ

32
本の紹介サイトの運営する著者が自身のエピソードをベースに世界各国の作品から一節を引用したエッセイ。プロローグで思わず涙腺崩壊してしまった。自分だけ立ち止まっているように感じるとき、「どうして」が頭の中を巡りどうしたらいいか分からないとき、建設的なアドバイスよりも一冊の本や文章の一節が寄り添ってくれることがある。取り上げる作品は韓国の詩人や作家から、夏目漱石、ニーチェやフロムなど幅広いのも面白い。答えは見つけるのでなく、こうした文章や言葉が持つ力を糧に、自分で育てて生み出すものだと等身大の自分に響きました。2022/06/05

kaoriction@感想は気まぐれに

28
「呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする」。「文学は慰めではなく拷問だという言葉も正しいが、それでも時々文学に癒される理由は、それが苦痛とは何かを知っている言葉だからであり、苦痛を受ける人には、そのような人の言葉だけが真実味を帯びて聞こえるからである」。文学を拷問だと思ったことはないけれど、わかるような気もする。癒され、救われることも。だから、なんだかんだで、どうしたって、私は本を読むことをやめられない。世界の名文、文学がたくさん。ゆっくり噛み締めながら読みたい。2021/07/07

K(日和)

15
「私が望むことを私もわからないとき」に、どうすべきか答えを与える本ではない。「私が望むことは何か」に自分で向き合うために必要なゆとりや、心の中の温かさみたいなものを補充する文章を紹介している。 本当にしんどいときに陥る思考回路がある。私は、自分や他者や社会が求め理想とする姿に近づかなければならない、自分は欠陥のある不完全な存在なんだ、そんな自分よ消えてしまえ、という冷たい思考回路。そこに陥らず、自分は自分で自分のことを認めてあげてよいのだ、という認識を、丁寧に丁寧に刷り込み納得させようとしてくれる本。2022/01/02

hoguru

12
読みたい本がたくさんありすぎて、少しでも早く、死ぬまでに一冊でも多くの本を読みたいと思っていた。 でもこの本は私にとってゆっくり読みたい本となり、寝る前に読むのが楽しみだった。2021/12/13

としま

5
一言で言うと優しい本。 こんな気持ちのときにこの一節を思い出してほしいというように、様々な文献が紹介されており、その文献の著者の置かれていた背景や本著者の解釈などが書かれている。 著者は本を読むことで癒やされてほしいと思い、作家になったとあるが、本当に癒やされる内容。また、本当に数多くの本を良く読まれていると感心する。 ここで紹介されている本も読んでみたい。 最近、韓国のものでこういう感じのものが多く翻訳されているが、中身が薄いものが多い中、これはしっかりとしたものと思う。 2022/01/14

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