場所から問う若者文化

著者名：木村絵里子【編著】/轡田竜蔵【編著】/牧野智和【編著】

晃洋書房（2021/03発売）

• ISBN：9784771033719

内容説明

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都市そのものの変容，インターネットやSNSの広まりというウェブ社会の発展とともに，若者文化もまた，変化している。さらに，新型コロナウイルス感染症の流行は，街から人影を消し，こうした変化を加速させた。急速にデジタル化・オンライン化が進むなかで，若者は，「リアルな場所」に何を求めているのか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ryoma]

若者の、地元志向、地方志向、これからの時代、どうなっていくのかしらん？

2021/07/28

[Tanakaji]

若者はどこにいるのか？農村から都市へ、都市からのI、Uターン。幾度かのサイクルを経てフラット化した日本。都市は若者の求心力を失い、郊外のショッピングセンタに作られた都市に集う。それはＳＮＳのような仮想空間でもあり従来の空間の在り方は通用しない。そしてコロナ禍はその状況をさらに可視化させた。場所の空間とフローの空間をハイブリッドにする。若者文化の発信も都心を離れて地方に向かう。交通、情報インフラの整備により都市非都市の地域を超えた社会関係を作る。この新しいハブをいかに創造的に機能させるかに興味がある。

2021/06/01