角川書店単行本<br> 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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紙書籍版価格 ¥1,760
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角川書店単行本
俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

  • 著者名:桜木紫乃【著者】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • KADOKAWA(2021/02発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041111123

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内容説明

【第13回 新井賞受賞決定!】
切ない事情を持ち寄って、不器用な四人が始めた同居生活。

ギャンブルに溺れる父と働きづめの母から離れ、日々をなんとなく生きる二十歳の章介。北国のキャバレーで働きながら一人暮らしをする彼は、新しいショーの出演者と同居することになった。「世界的有名マジシャン」「シャンソン界の大御所」「今世紀最大級の踊り子」……店に現れたのは、売り文句とは程遠いどん底タレント三人。だが、彼らと言い合いをしながらも笑いに満ちた一か月が、章介の生き方を変えていく。『ホテルローヤル』『家族じまい』著者が放つ圧巻の人間ドラマ! このラストシーンは、きっとあなたの希望になる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

471
表紙の絵と、絶妙なタイトルの文字バランスに惹かれ手に取ったが、大正解だった。舞台は”最果ての街”釧路のキャバレー「パラダイス」。これだけで、面白そう。ワクワクしながら一気に読んでしまった。装丁のイメージ通り、”昭和のキャバレー”が満載だった。シャンソン界の大御所と前宣伝のソコ・シャネルが、私にとってのお気に入り。「ドン底から這いあがる」からソコ・シャネルなのだ。「口を開ければ内臓も凍てつきそうだ」。年末の凍れる(しばれる)寒さが、文章から十二分に伝わってくるからこそ、人情の温かさが心にしみた。2021/06/04

しんごろ

382
1970年代、釧路のキャバレーが舞台。下働きの章介とゲスト三人が寮(ボロ平屋)で奇妙な共同生活。やることがメチャクチャだけど楽しそうで、読んでるこちらも仲間に入ってる気持ちになる。携帯、スマホなどの通信機器がない時代、そこにはコミュニケーションがあり、強い絆が生まれ、こんなに人との繋がりが素敵なものなのかと思う。この三人と一緒に生活してたら、別れる時は、章介でなくても寂しさを感じて泣いてしまう。心がじんわりする。この物語の登場人物達が自分の心の中に思い出として残りそうだ。【サイン本】2021/03/31

starbro

381
桜木 紫乃は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 昭和50年、場末の釧路のキャバレーの物語、著者ならではの懐かしく猥雑な世界観、堪能しました。グランドキャバレー全盛時代の昭和40年代は、子供だったので、一度グランドキャバレーの世界に足を踏み入れたかったです。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/54712021/04/18

ウッディ

266
釧路の場末のキャバレー「パラダイス」にゲストとしてやってきたマジシャンとシャンソン歌手とストリッパーの3人。下働きのバイト章介が、おんぼろ寮で彼らと共同生活をした1か月の物語。師匠、シャネル、ひとみさんという個性豊かな3人の人間性と芸人としてのプロ魂が素敵だった。親の愛を感じることなく育った章介が、感じた束の間の家庭の温かさ、そして、このメンバーで2度と集うことのない未来が切なく、この小説の世界観が大好きになった。北国の極寒の中で感じたぬくもりの記憶は、この先の辛いことを乗り越える糧になるに違いない。2021/09/05

fwhd8325

264
この空気感、好きだなぁ。子供の頃、近所にキャバレーがあって、そこだけ別世界のような華やかさを醸し出していました。夜、そこを通るときはゆっくり歩いて、運がよければ扉が開いて中が覗けやしないかと思ったものです。外には、名前も知らない芸能人の写真と名前が並んでいて、時々たまにテレビに出るコメディアンの名前を見つけると嬉しかったものです。まさにパラダイスがそこにあるように思っていました。この物語のような世界が全国にあったんだと思います。いい時代の物語だと思います。2021/05/31

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