内容説明
神奈川で現金輸送車の強盗事件が発生し、犯人の一人に鎌田光也の名が挙がった。鎌田は一年前、ストーカー行為をしていた村瀬香里のアパートに不法侵入したところを小島百合巡査に発砲され、現行犯逮捕された。だが、入院中に脱走し指名手配されたまま一年が経ってしまっていたのだ。一方、よさこいソーラン祭りで賑わう札幌で、鎌田からと思われる一通の脅迫メールが香里の元へ届く。小島百合は再び香里の護衛につくことになるのだが・・・・・・。大人気道警シリーズ第四弾、待望の文庫化。(解説・西上心太)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
128
道警シリーズ第4弾で、本作はYOSAKOIソーランが舞台です。主役はほとんど「小島」さんになっています。「佐伯」さんももちろん重要なトコで、しっかりと存在感を出してくれていますが、本作ではやっぱり「小島」さんの活躍、存在がピカイチです。ストーカー被害から守った「香里」を再び狙う影が忍よります。そんな「香里」を護衛すべく、任務につく「小島」さんがひょんなコトからYOSAKOIを踊るハメに。最初から最後まで彼女の活躍オンリーといっても過言ではない作品でした。映画の影響か松雪泰子さんしかイメージできないですね。2018/05/31
ノンケ女医長
120
小島百合巡査。体力は充分で、旗を持ったダンスの振付をすぐに覚える。チームとの協調も素晴らしい。膨れ上がる捜査情報に当惑することなく、終始冷静に事件と向き合う。こんな胆力と信念のある女性警察官は、どれくらいいるのだろう。あんな狭い空間で、包丁を向けてきた犯人と対峙したとき、彼女は理性を失わなかった。それどころか、犯人の痩せ方に気を向けながら、安全に対処した。そして、小島巡査は6年前の職務について自罰した。彼女の手柄を、佐伯宏一は細大漏らさず評価してあげて欲しい。発砲できる女性巡査の素養を、読ませてもらった。2023/08/21
tengen
92
道警シリーズ第4弾。 自動車密輸・麻薬密輸に絡む例のやらせ事件を掘り起こそうとする佐伯。 そして、小島に逮捕された殺人犯・鎌田の逃走。 また、同じ根の事件を掘り起こすパターンかと少々ウンザリ気味に読み出すが話の流れはテンポ良い。 いつもの様に、佐伯・津久井・新宮・小島といったメンバーがそれぞれに事件を追う。 札幌夏の風物詩、よさこいソーラン祭り期の8日間、警官たち必死の捜査が繰り広げられる。 解決後のご褒美は、乾杯!2013/07/18
stobe1904
91
【道警シリーズ】同時多発的に事件が起きるが、今回は佐伯警部補ではなく、小島巡査がメイン。以前のストーカー事件で逮捕した容疑者が病院から脱走して再度被害者を襲う可能性があるため、小島巡査は警護につくが、よさこいソーラン祭りのさなかで自身も祭りに参加することに…。途中のエピソードがクロージングにつながる伏線とは気づかず、最後の伏線回収もお見事。期待通り安定して楽しめるシリーズ。★★★★☆2025/06/21
かずよ
91
ストーカー、ひったくり、殺人、前作からの続きの事案、盛りだくさんで最後に一気に方が付いたって感じ!いつも蚊帳の外扱いの新宮、今回は活躍できてよかったね!2014/02/15
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