「ユーザーフレンドリー」全史 世界と人間を変えてきた「使いやすいモノ」の法則

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「ユーザーフレンドリー」全史 世界と人間を変えてきた「使いやすいモノ」の法則

  • ISBN:9784575315776

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内容説明

車のハンドル、コンピュータのデスクトップ、iPhone、「いいね!」ボタン…私たちの生活をガラリと変え、瞬く間に定着した数々の大ヒットデザインはなぜ生まれ、そうでないものはなぜ姿を消していったのか?現代の私たちを取り巻くすべてのモノの根底にある「人間が使いやすい=ユーザーフレンドリー」という概念が生まれて発達してきた100年余りの歴史をたどりながら、生活やビジネス、思考といった人間の営みにデザインがいかに深く関わっているのかを考察する、現代デザイン文化史の決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mzo

14
ユーザーフレンドリーなデザインの教科書…ではなく、事例集かな。必ずしも成功例ばかりでなく、失敗例や懸念される課題も挙げられていて、なかなか面白い。製品開発に関わる人は、読んで損のない内容だと思う。但し、やや冗長。2021/03/03

えんど

7
縦で見るサービス/プロダクトの世界史と期待して見てたらデザイン思考とかUXの考え方の歴史の話で期待値とのギャップがすごくて楽しみにしていただけに残念。一点だけそうだろうと思ったのがやっぱりノーマンさんは偉大だってという点2021/01/13

izw

5
ユーザーエクスペリエンスが重要であるということ認識は広がっているが、その根本にユーザーフレンドリーという概念がある。この言葉の歴史、意味、仕組みを明らかにしようという問題提起から始まった。二人の共著となっているが、ロバート・ファブリカントの問題提起し、クリフ・クアンが6年間かけて調査し、様々な人にインタビューし、10章にまとめた。その後にファブリカントが「あとがき」として40ページを費やして、デザインに対する考え、ユーザー中心デザインの手法を記載している。内容が濃く、非常に読み応えがあり、有益な良書だ。2021/12/07

かわ

5
今では当たり前の"ハンドル/レバーを右に切ると右に曲がる"のもデザイン。その共通意識が生まれる前の機械って...😰 デザインの失敗事案がどれも肝が冷えるものばかりだけど、それがなかったらスマホなどの身の回りの機械はもっと使いにくいものだったかもしれないと考えると面白い。2021/08/05

Don2

3
見知らぬモノに対峙したユーザーは、既知のモノのメタファーの中でそのモノの使い方を推測する。ユーザーフレンドリーとは、メタファー=メンタルモデルを正確に喚起し、また、使用過程で的確にユーザーにフィードバック(カチッという音でボタンがONになった等を伝える、等)を返して会話し、モデルを磨き上げる。近年は音声会話やユーザー行動の観察等、更にPrimitiveなやりとりを起点とするユーザーフレンドリーが希求されている。事例が大量で面白いのだが、叙述的な記述が多い事もありめっちゃくちゃに長い!(約500ページ!)2020/10/10

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