内容説明
ファーゴ夫妻&アイザック・ベル
両雄、時を超えて夢の競演!
舞台はエジンバラからローマ、そしてパリへ。「灰色の亡霊(グレイゴースト)」が今よみがえる!
消えた名車「グレイゴースト」と子爵アルバート・ペイトン。やがて子爵は無事発見されるが、会場で警備員を殺害した容疑で逮捕されてしまう。ペイトン家に次々とふりかかる災厄の背後には、子爵家に憎しみを抱くある男の策謀があった。事件を探るファーゴ夫妻にも、悪漢たちの魔の手が迫る。すべての謎を解く鍵は、1906年に起きた名車盗難事件の顛末を記した「日記」にあった……。ファーゴ夫妻とアイザック・ベル、時を超えた夢の競演がここに実現!クラシックカーファン垂涎の冒険大活劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
24
感想:★★★★ ファーゴ・アドベンチャー・シリーズ第10弾下巻。 下巻に入ってもテンション高めでアクションシーンも多いのですが、いつもと違うのはジャングルや山の中を中心にしたアドベンチャーではなくアーバンアドベンチャーと呼ぶのがふさわしい市街地中心。 過去と現代が頻繁に切り替わるのではなく、もうちょっと読ませてくれ的なタイミングで切り替わるところが巧いですね。 下巻に入ってからはグレイゴースト奪取の競り合いよりは、行方不明となった50万ドルの行方を推理&調査するほうへ話のウエイトは変化します。 2021/10/07
ゆーぼー
13
妻のレミは、口から出任せの天才だ。 突然の窮地に襲われた場合でも、サムが思いもつかなかった言い訳で、巧妙に切り抜けている。 亡き師匠のカッスラーが手がけていたシリーズ中で、このトレジャー・ハンターシリーズが、最も上手にカバーされているようだ。 ロビン・パーセルに拍手を送りたい。2021/01/08
コブタ
5
二転三転してグレイゴーストは終着した。そして50万ドルの行方も解決。アイザックベルをもってしても行方不明の50万ドルが判明しなかっとは。それを発見したレミはさすがトレジャーハンター。まだ次作が有ると思うと嬉しい。それと今回は非常に読みやすく一気に読んでしまった。2021/01/19
中島直人
4
読了。クライマックスは淡白だったけど、過程は十分楽しく読める。2021/02/23
atsut101
1
いつもとは違う展開だったけど、面白かった。2021/03/03