内容説明
世界初、バリ島のワヤンの本格的な図録。概論とワヤン人形180体の絢爛たる写真から成る大型本。ワヤン一座の座長として、また民族音楽研究の専門家としての40年の活動と研究の集大成です。全ページ華麗なレイアウト。バリ・ファン、ワヤン・ファン待望の書です。
目次
第1部 バリ島のワヤン
1 バリ島のワヤンの概観
2 バリ島のワヤン人形の図解
3 ワヤン人形の製作方法
第2部 ワヤン人形図鑑(図像と説明)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BECHA☆
14
バリ島に伝わるワヤンという人形芝居に魅せられた日本人が技能を伝承し一座を起こし、扱う物語と登場人物の人形についてカラー写真で判り易く大判でまとめられた貴重な本。 新聞の文化面で紹介された記事を読み、地元の大学の先生だったので興味を持った。楽器博物館のガムランと一緒に上演される機会でもあったら本物を見てみたいと思うが、現地の言葉プラス現地の人も解らない古語(?)のセリフもあるとのことでハードル高そうだがオペラや文楽みたいに字幕付きならどうだろう。そう、乱暴に言うとインドネシア版文楽のように思えた。2020/08/14