内容説明
原因がわからない痛みや違和感で困ったら 検査でも異常がなく、神経や歯を抜いても治まらない原因不明の痛みや違和感は、「脳の中でつくりだされた現実の痛みや異常感覚」で、治療薬は抗うつ薬なのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
15
一般検査では身体にこれといった異常がみつからないのに、歯をはじめとする顔面が痛む。この症状全体を口腔顔面痛と呼称する。この症状はここからさらに三叉神経痛、身体表現性障害、筋筋膜痛などに分岐。これらの症状の多くが治療困難なのには理由がある。まず通暁している歯科医ならば診断を付けられるが、有効だとされている薬を処方する裁量がない。他方で一般医師にはあまり周知されていないため、有効な治療を施せない。つまり口腔顔面痛でドクターショッピングする羽目になる患者が後を絶たない所以は、歯科医と一般医師の連携不足がある。2018/08/23
えみー！
4
とても参考になった。 頭痛や肩こりも、まさかの口腔外科の領域かもしれない。 「原因不明な痛み」で辛い思いをしている人は多い。 医師が痛みの正体をわかりやすく説明している。 かなり目から鱗であるけど、知ってみると、すごく納得できた。痛みに振り回されない意志を持ちたい。 2018/07/17
hicky
0
どうしても治らない口腔顔面領域の治療についてきわめて具体的に書いている。とても参考になった。2012/04/22
さだはる
0
2024年3冊目。去年の夏頃から、口の中、舌、頬、喉などが痛くて。ガム噛むと痛くないので、ガムばっかり噛んでたら、今度は歯根が折れたり、歯茎の嚢胞が腫れ出したりで半年以上かけてお口が悲惨な事になってしまった。おそらく舌痛症が、根源。通ってる心療内科はリエゾンだから相談したら、舌痛症の治療で増やす薬の量がすごいから、あまりお勧めできないとのこと。確かに何年もかけて減らした薬をまた増やすのは抵抗あるよなぁ。根源の根源は更年期かストレスか。何かにつけて弱すぎて嫌になるな。2024/03/17
