告解

個数:1
紙書籍版価格 ¥1,815
  • Kinoppy
  • Reader

告解

  • 著者名:薬丸岳【著】
  • 価格 ¥1,716(本体¥1,560)
  • 講談社(2020/04発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065147061

ファイル: /

内容説明

心から笑える日は来るのだろうか。
あの日、人を殺してしまった僕に――

『天使のナイフ』『友罪』『Aではない君と』
贖罪の在り方に向き合い続けてきたからこそ辿り着いた、慟哭の傑作長編。


――罰が償いでないならば、加害者はどう生きていけばいいのだろう。
飲酒運転中、何かに乗り上げた衝撃を受けるも、恐怖のあまり走り去ってしまった大学生の籬翔太。翌日、一人の老女の命を奪ってしまったことを知る。自分の未来、家族の幸せ、恋人の笑顔――。失うものの大きさに、罪から目をそらし続ける翔太に下されたのは、懲役四年を超える実刑だった。一方、被害者の夫である法輪二三久は、“ある思い”を胸に翔太の出所を待ち続けていた。

目次

プロローグ
第一章
第二章
第三章
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

444
飲酒ひき逃げ事件を起こした20歳の大学生、翔太は本当に罪の意識があるのか? 途中、もどかしくなりながらも、夢中で読ませる面白さ。罪と向き合う、とはどうゆうことか? 例え、満期で刑務所を出所したとしても、決して罪を償ったこととにはならないと、考えさせられる場面も多かった。ただ、刑務所内での描写がほぼ、カットされていたのは、私的には残念。ともかくラスト10ページ、意外な展開に思いっきり泣かせていただきました。薬丸さん、ありがとう。2020/07/23

starbro

435
新型コロナウィルス対策購入シリーズ第26弾、薬丸 岳は、新作中心に読んでいる作家です。著者らしい贖罪の社会派ミステリの感動作でした。思わず涙ぐんでしまいました。舞台が我が家の周辺なので、親近感も湧きます。2020/05/02

しんたろー

327
薬丸さん新作は、他の作品群でもテーマとしている「被害者と加害者」…老女を飲酒運転で轢き逃げしてしまう籬翔太と被害者の夫・法輪二三久を主軸にした物語は心情が過不足なく盛り込まれ、短い章立てを効果的にテンポ好く進むので、重く辛い話ながらもページをめくる手が止まらない。身近な「明日は我が身」と思う事件ゆえ双方の想いに共感し易く、翔太の恋人・綾香を巧い役割として配置してあるのも絶妙!二人の名字(マガキとノリワ)が珍しいのは狙いとして判るが、覚えられないのが難点。とは言え、ラスト30ページは涙が滲む感動を貰えた。2020/07/03

ウッディ

320
飲酒運転をして、ひき逃げ死亡事故を起こした大学生の翔太。実刑を受け、出所した翔太を待っていたのは、一家離散の事実とまともに就職できない現実だった。そんな時、被害者の夫は、探偵を使って翔太の居所を探し出し、同じアパートに越してくる。彼の目的は?一瞬の心のゆるみで起こした事故で、自分の家族と被害者家族の人生を狂わせることになった翔太の悔いは、読んでいて苦しくなるほどのリアリティがあった。そして、タイトルの「告解」の本当の意味、心からの謝罪をする時、もう一度やり直せるという希望が垣間見えたエンディングでした。2020/08/09

nobby

307
つくづく薬丸さんの優しさを噛み締める…どう転んでも一筋の光も見いだせない贖罪に、清らかな未来を用意する結末は素敵だ。著名教育評論家を父に持つ翔太。冷戦状態の恋人から深夜に届いたメールは「今すぐ会いに来てくれなければ別れる」酒は呑んでいたものの大雨の中、若葉マークでの久々の運転が招いた結果は…とにかくプロローグからもう起こる悲劇がほぼ予測出来るだけに読み進めるのが辛い…ただ、中盤からは被害者の夫が何故に加害者に執念深く会おうとするのか追う展開に惹き込まれた。双方に『告解』出来る相手の存在があったことが救い…2020/06/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15640470

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。