講談社学術文庫<br> 万葉集原論

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講談社学術文庫
万葉集原論

  • 著者名:中西進【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 講談社(2020/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784065190890

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内容説明

「おそらく、私は「万葉集原論」を生涯の課題としていくことだろう」。
 本書は日本を代表する文学者、中西進の真骨頂である。
 現存する最古の歌集『万葉集』。七、八世紀の歌、四千五百首余が二十巻に収められ、額田王、柿本人麻呂などの著名な歌人、天皇、皇族から、防人、遊女に及ぶ作者と作品の豊かさは、世界的にみても異彩を放っている。
 この『万葉集』研究の第一人者であり、幅広い文学活動でも知られる著者は、古代日本文学の本質に迫ると同時に、世界のなかの日本文化を問う視座を持ち続けてきた。
 『万葉集』とは何か。真摯にそれを見極めんとした本書が示すのは、学問とは何か、その方法はいかにあるべきかという切実な問題意識に裏打ちされた、著者だからこそ到達しえた比類なき『万葉集』の姿である。(原本:『万葉集原論』桜楓社、1976年)
【主な内容】
学術文庫版まえがき

 一 万葉集研究の方法
文学史の方法――その「歴史」について
文学研究の方法
万葉集研究の方法
研究と批評

 二 万葉集の構造
万葉集の構造
万葉集の生成
万葉集の原点
万葉集の集団性

 三 万葉集の表現
万葉歌の形式
万葉歌の方法
古代的知覚――「見る」をめぐって
古代文学の言語
万葉集の漢語

桜楓社版後記
解題 犬飼公之

目次

学術文庫版まえがき
一 万葉集研究の方法
文学史の方法――その「歴史」について
文学研究の方法
万葉集研究の方法
研究と批評
二 万葉集の構造
万葉集の構造
万葉集の生成
万葉集の原点
万葉集の集団性
三 万葉集の表現
万葉歌の形式
万葉歌の方法
古代的知覚――「見る」をめぐって
古代文学の言語
万葉集の漢語
桜楓社版後記
解題 犬飼公之

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はちめ

8
いわゆる原論に当たるような部分は概ね理解できなかった。特にフッサールやメルロポンティなど本書が書かれた当時流行りだしていた思想を引用している部分は極めて分かりにくい。若き日の中西進氏にもこのような時代があったということは興味深くはある。僕のような素人は手を出さない方が無難だと思います。☆☆☆2020/04/23

chacha子

4
なるほどな〜。こういう文体をすっと理解したいわね。なんらかの糧にはなった模様。2024/04/03

れいまん

1
まさに、題名通りだけどとても難解だった。1965年~80年まで、あらゆる角度から万葉集を分析している。特に60年代からは、左翼の考え方を歴史や古典に当てはめて考えるという風潮が蔓延していた時代。だけど、堂々と、反論しているところはさすがです。「古代文学に向かって、言語のもつ人間状況を問うことが、古代文学の研究に違いない。文学は人間学である」は至言。2021/09/17

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