〈屍人荘の殺人〉エピソード0 明智恭介 最初でも最後でもない事件

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader

〈屍人荘の殺人〉エピソード0 明智恭介 最初でも最後でもない事件

  • 著者名:今村昌弘【著】
  • 価格 ¥349(本体¥318)
  • 東京創元社(2019/12発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488030988

ファイル: /

内容説明

神紅大学キャンパス内で起きた窃盗騒ぎ。被害に遭ったコスプレ研究部から、ミステリ愛好会会長・明智恭介の元に事件の調査依頼が持ち込まれる。前のめりに依頼を引き受ける明智に、新入会員の葉村譲は戸惑いつつも同行することに。部室棟に侵入した泥棒は、気絶した状態で発見され「もう一人の侵入者にやられた」と証言したという。泥棒が被害者? 神紅のホームズとワトソンは、奇妙な窃盗事件の真相にたどり着けるか?! 「屍人荘」事件より遡ること約4ヶ月。待望の前日譚、登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

91
「屍人荘」の映画公開記念として、あの事件の前日譚となるエピソード0の短編を収録。明智と葉村のコンビでキャンパス内で起きた事件に挑むもの。併録の対談を読むとやはり明智が出る作品の要望は多かったらしい。明智の探偵愛キャラ再びとなった。出会って間もない彼らだが既に役割分けが出来ているような出来てないような。謎解きも彼ららしさを見せた。映画出演者たちの対談では神木さんが今回の件で本格にハマった感じに驚いた。他の収録作では倉知さんの猫丸先輩もの。僅かな手掛かりから論理的にあそこまで詰めるところは流石と唸らされた。2019/12/12

アーちゃん

38
「屍人荘」エピソード0「明智恭介 最初でも最後でもない事件」に、倉知淳さんの猫丸先輩ものが掲載されているという事で購入。久しぶりの雑誌なので、続き物以外なら読めるなと西條奈加さんのお蔦さんシリーズ(というのでしょうか:文庫既刊、初読)に草上仁さんの短篇「リコメンド」とミステリ関連のコラムを読了。例によって現場地図もあり、明智&葉村コンビものは予想通り面白かった。購入した日にTVで映画紹介があったためか、本屋さんで最後の一冊だったのが驚きでした。2019/12/19

niko-08

13
屍人荘関連の項が読みたくて…。エピソード0、面白かった。映画を観ていないのだけど、機会があれば観たい。この先の続編も読みたい。楽しみに待ちます。2021/04/04

みつ

12
2019年12月の刊行。東京の物流を襲った近未来のテロを描く福田作品の最後で五輪はめでたく開幕するが、本号刊行直後に世界を覆ったコロナ禍、それに伴う五輪の運命に想いを馳せると、事実が想像の遥かに先に行ってしまったことを痛感。猫丸先輩登場の倉知作品は、一見何でもない写真から、「あり得たかもしれない」犯罪を推理。ケメルマンの有名な『九マイルには遠すぎる』も連想させる。『屍人荘の殺人』と同じ探偵の登場する作は本格派の謎解き。落語界を舞台にした作品は、人間国宝の名人の凄みのある思わぬ一面を見せて一番面白かった。2023/04/03

moonanddai

9
ほかの人たちと同様「屍人荘」のエピソード0なるものがあると知り購入。個人的に最近のフェバリット主人公、明智恭介。名前が「それらしくて」いいです。話としても面白かったのですが、私としては明智君の「行動的破綻」ではなく、(シュロック・ホームズみたいな)「理論的破綻」にも関わらず解決しちゃうという設定を期待していたので、ちょっと残念…。他の作品としては丹野文月の大阪落語界を舞台とした「一眼国の異邦人」が面白かった。2021/05/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14752715
  • ご注意事項