家族パズル

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紙書籍版価格 ¥1,980
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家族パズル

  • 著者名:黒田研二【著】
  • 価格 ¥1,881(本体¥1,710)
  • 講談社(2019/12発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065180730

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内容説明

伏線が美しく、泣ける。
これぞ「余韻まで美味しい」小説です。
――森沢明夫

優しく、静かで、トリッキー。
そして最後は、涙がほろり。
『青鬼』ノベライズの著者が紡ぐ家族ミステリー!

悲しみの裏側にそっと隠された深い「家族愛」5つの物語。
「はだしの親父」父は亡くなる直前、雨降る病院の庭をなぜ靴を脱ぎ歩いたのか?
「神様の思惑」 自殺志願の少年の命を救った優しいホームレスは殺人者だった!?
「タトウの伝言」借金を背負った青年は母を騙して、父の形見である絵画を狙うが。
「我が家の序列」リストラ中年と迷い犬の新生活は、奇妙な出来事ばかりの日々で。
「言霊の亡霊」 25年も男を苦しめた母の一言。しかし記憶を辿るとある違和感が。

家族同士だって、分からないことはたくさんある。ぶつかり合いだってある。
それでもいろんな出来事をパズルのようにうめていくと、家族の本当の姿が見えてくる。
この謎解き、この感動……きっとあなたは家族に会いたくなる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

87
表紙のワンちゃんのあどけない目線に魅かれて読んでみたくなった。初読み作家の本は、文体に慣れるまでアイドリングが必要なのだが、ハナから読みやすい文章でした。5篇とも今一つ噛み合わない「家族」をテーマにした短篇集。私の一番のお気に入りは、期待通りワンちゃん〈ボンド号〉が捩れた四人家族の絆を戻してくれた物語【我が家の序列】です。リストラで人生の指針を見失った父が、雨の中を彷徨い踏切で電車に…。その時、傍らにいた1匹の犬が…彼を思い止めてくれます。やっぱり〈ボンド号〉の神通力は凄かった。とても良い読後感です。2021/01/25

itico

74
「家族」と言うパズルは未完成のまま、いつの間にか年を重ねてしまった主人公たち。ただ気づかない振りをしていただけで、本当は心の片隅にパズルのピースを抱えたままだったんだ。わだかまりがするりと解けたとき、やっと最後のピースがはまって「家族」が完成したんだね。5編の中では「はだしの親父」が一番好き。謎が解けて二度読みしてしまったのが「言霊の亡霊」。いくら何でも無理があるだろうと思う話もあったけれど、総じて後味の良い終わり方は家族の絆のが感じられて良かった。 2020/03/06

はる

72
読後感のあたたかな短編集。バラバラな家族。お互いの想いは伝わらず、すっかり冷えきった関係のように思えたが、実は…。どのエピソードも重い展開で始まるが、終盤にどんでん返しがあってあたたかな結末になっている。最後のエピソードはさすがにびっくり。優しいエンディング。2020/09/24

ぶんこ

53
それぞれの気持ちが上手く噛み合っていない家族のお話が5篇。どれも切なくなるような良い展開で、どれが一番とはなかなか言えないけれど、残された遺族の気持ちを思って、自殺した子ども2人を殺したと嘘をついたカミさんが忘れられません。そして母の愛を描く作品が多いなか、厳格で体面を気にして乱れた服装をしない父が、3人の子どもたちの窮地に、靴を使って対処したとっさの行動に胸キュン。その気持ちを汲み取った子どもたちも素晴らしい。2020/10/10

mayu

50
どれも良かったぁ。ちょっと涙が出ちゃいました。『俺はこの人に心底愛されてる』『子どものためにバカになれない母親がいるなら、ぜひお目にかかりたいもんだね』どれも、ずっと上手くいってた家族ではなくて、数年間向き合わず、避けていた家族のひとり。だから余計に思いの強さみたいなものにやられてしまう。その時間さえ許される。もっと早くに気づいていれば、もっといい関係を深められたのではないかと思うが、このもどかしさが家族なんだろうか。さぁ。わたしも『心底愛されてる』と自信を持ってもらえるよう愛を注ぎ続けようか。2020/07/14

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