内容説明
じゃじゃ馬、鶴姫が巻き起こす珍騒動に、
まわりは振り回されっぱなし。
まったくもう!
大爆笑時代コメディ!!
三人の藩主が国の威信を賭けて囲碁大会を開催。
もし負ければ、槻山藩が取り潰しにもなりかねない大切な行事であった──。
やくざから教わり、賭け事にのめり込んでしまった鶴姫は、囲碁大会に興味津々。
そして「見てみたいのう」とか言って、城の中をうろつきだした。
護衛の亀治郎はあとを尾けたが、遅かった。
藩主らが勝負中の碁盤を、鶴姫がひっくり返しやがった!
なんでこうなるの。
書下しシリーズ第七弾!※本作品は『姫様お忍び事件帖 もってのほかじゃ』を加筆修正した新装版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
27
苦労してやっと槻山藩に着いたけど、そこからがまた大変。お城を追い出された鶴姫一行。藩主達の碁大会で掛けたものは?亀次郎一家の勘違い事件やら、鶴菊コンビの暴走などてんやわんやの大騒ぎ。結局は葵の紋で解決してる感あるけどね。お菊ちゃん、今度こそ幸せになって欲しい。2021/09/01
うずら
12
姫様シリーズ第7弾だべ。今回のキーワードは、【早とちり】と【博奕】でしょうか。やっと槻山城に着いたものの、やっぱりすんなりお城へは入れない一行。入れば入ったで、追い出される羽目になっちゃうし。それでも相変わらずな、お鶴ちゃんとお菊ちゃんの姫様コンビ。二つも三つも問題を抱えて頭を悩ませている亀治郎だけど、どこか余裕すら感じてしまうのは言葉のせいかしら?それにしても親の勘違いで、亀治郎も気の毒な(笑)亀治郎の気持ちは、『やはり、お姫様だからなあ』なのですね。何とかしてほしいけど、無理なんだよね。面白かった♪2014/03/07
鈴木みかん
4
これもおもしろかった。まあ、旅がなかなか進まず、ようやく着いたと思ったらまたしてもドタバタで。しかも亀治郎一家の勘違い、次から次へとどうしようもない状況。今回は、鶴姫の活躍が少なくてちょっと残念。2012/05/04
klu
3
鶴姫様と一緒になれたらどんなにいいでしょうね!2014/06/26
香
3
今回は早とちりさんが多いですね、亀ちゃん家族には笑えました。そのおかげ?かテンポよく、読み切れました。菊姫がお化粧できるようになってほっとしました。次は江戸に戻る?2012/02/14