絞首商會

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紙書籍版価格 ¥1,870
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絞首商會

  • 著者名:夕木春央【著】
  • 価格 ¥1,771(本体¥1,610)
  • 講談社(2019/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065170878

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内容説明

昭和・平成のミステリの技法をフル装備し、乱歩デビュー前の大正時代半ばに転生して本格探偵小説を書いたら……。そんな夢想が現実のものになったかのような極上の逸品。この作者は、令和のミステリを支える太い柱の一つになるだろう。分厚い世界に緻密なロジック、第60回メフィスト賞受賞作☆☆☆謎が謎を呼ぶ怪死事件。元泥棒が導く真相に瞠目せよ。和洋入り交じる大正の東京。秘密結社「絞首商會」との関わりが囁かれる血液学研究の大家・村上博士が刺殺された。不可解な点は3つ。遺体が移動させられていたこと、鞄の内側がべっとり血に濡れていたこと、そして、遺族が解決を依頼したのが以前村上邸に盗みに入った元泥棒だったこと――。頭脳明晰にして見目麗しく、厭世家の元泥棒・蓮野が見つけた四人の容疑者の共通点は、“事件解決に熱心過ぎる”ことだった――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

319
えらく読みづらい文章で時間がかかった。違う意味にもとれる表現が多様されているせいでイマイチ頭に入ってこないタイプの文。物語自体はなんというか、あえて大正を舞台にしている割には雰囲気が盛れておらず、乱歩や横溝といった昭和初期の本格寄りかは大衆活劇調。そもそもタイトルに”絞首”とつけておいて、首を怪我した人すら一人もいない。私が無知なだけなのかもしれないが、無政府主義と絞首に何か因果があるのか?ラストの犯人の暴き方ももう少し盛り上げられなかったか?有栖川氏のいうような令和の柱には…どうだろう。2019/10/18

カノコ

46
メフィスト賞受賞作。秘密結社「絞首商会」との関わりが噂される村上鼓堂博士が刺殺された。遺族に依頼され、美しき元泥棒・蓮野が犯人探しに乗り出す。タイトルに惹かれたのに、いざ読んでみたらほとんど「絞首商会」は登場せず、誰も首を絞められずやや拍子抜け。真相は面白い。面白いのだが、そこに辿り着くまでの地味な展開が中々につらい。事件自体も地味で、不可能性も不可解性も乏しく、なんというか誰が犯人でも別にいいのではないかという投げ遣りな気分になる。だからこそ逆に、この事件からここまで面白くなるのか、という意外感がある。2020/05/15

雪紫

39
メフィスト賞にしては王道。だが語り手がバラバラで、これ「私」じゃなく峯子の三人称だったの?と混乱すること請け合い。探偵役の蓮野の下の名前が見当たらない(見落とし?)ので性別トリック疑って外したのはわたしだけかも。蓮野と井口夫妻、峯子、大月の素人探偵団的なくだりと帯で強調した「事件解決に熱心過ぎる容疑者達」の動機が面白かった(本末転倒じゃないか。的な感もあるけど)。視点のくだりもうちょっと改善すれば良かったかな?蓮野はこれ以前にも(時には井口達とも)事件に巻き込まれてるようだし、そこら辺の物語も気になる。2020/07/29

geshi

33
大正時代の設定はあれど文体は普通に読みやすい。タイトルの不気味さと滑稽さのバランスで惹かれるし、殺人事件が起き・容疑者たちが怪しげな行動をとり・助手の身内に凶刃が迫る、一つ一つの要素は面白い。そして明かされる構図は引用しているチェスタトン風味があり意外性があった。しかし、それをやるために全体像がぼやけた印象は否めない。その上、推理が証拠に基づかなくていいから納得感薄く、せっかくの謎がサラッと回収されてしまうように感じた。思想対決や元泥棒探偵の過去話などは続編への布石にしか見えないし。2020/01/19

美紀ちゃん

32
メフィスト賞を受賞してるので、面白いのかと思って読んでみた。読むのに時間がかかった。メフィスト賞受賞作品は面白いと思う。2020/05/05

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