悪について誰もが知るべき10の事実

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悪について誰もが知るべき10の事実

  • ISBN:9784062207317

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内容説明

「猟奇殺人から小児性愛まで、リベラル化する現代社会でもっともおぞましいものに『科学』を武器に果敢に切り込んだ」(推薦 橘玲氏)人はなぜ平然と差別、嘲笑、暴力に加担するのか?人間をモンスターに変えるものは何か?ファクトが語る脳と遺伝子のダークサイド。激しい賛否両論を巻き起こす著者の話題書!第1章 あなたの中のサディスト――悪の神経科学第2章 殺すように作られた――殺人願望の心理学第3章 フリークショー――不気味さを解剖する第4章 テクノロジーの光と影――テクノロジーは人をどう変えるか第5章 いかがわしさを探る――性的逸脱の科学第6章 捕食者を捕まえるために――小児性愛者を理解する第7章 スーツを着たヘビ――集団思考の心理学第8章 私は声を上げなかった――服従の科学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

35
著者はロンドン大学の犯罪心理学者。「悪」というものの実態をさまざま研究や実験データなどから解き明かす。端的に言えば、悪は誰の心にも潜在的に存在する。その残酷な現実を私たちは自覚することが必要というのがメッセージ。単純な正悪二元論が浅慮だということを教えてくれます。2019/12/04

かわうそ

27
★★★★☆翻訳が悪すぎるので星4。後半になるにつれて翻訳文どんどん雑になっていくので思わず笑ってしまった。4章はつまらないので飛ばしたほうがいい。ネットで荒らし行為をする大きな理由は機嫌だという。不機嫌によって人に誹謗中傷をする可能性が誰にもあるということだ。攻撃には3つの種類があり、直接攻撃、間接攻撃、そして、受動攻撃。受動攻撃は相手にとって大切なことに興味がないふりをしたり無視したりすることなどである。魅力的な顔は平均的な顔で、魅力が増し、平均的な顔に近づくにつれ、信頼性が増し、平均を超えると信頼性が2021/11/09

魚京童!

14
悪とは言葉遊びだ。力があれば行使する。誇示する。私を尊厳をもって扱え。丁重に対応しろ。なんでだろうね。社会に生まれながら、社会からはみ出る。人を殺してはいけないのが言葉にできないから、問題になっているんだと思う。殺されてもよければ。それは言葉遊びだ。悪について知れば知るほど、知ったところで世界が変わらないことを実感する。でも変わり続けている人を見ると、ぼけっとしない生き方も面白そうだなって思ってしまう。周りに流されていることを実感する。自分で立つことができない。だから環境を選んできたつもりなのに、今では流2023/03/21

J

8
★★★☆☆ 悪とは。悪人とは。そもそもそんなものはあるのかと問いかける。嫌悪感に判断を委ねたり、目を背けると言った思考停止や他人事扱いを戒める。特に、傍観者も罪はあるという指摘は心に留めたいと思う。2024/02/12

柿の種

5
「悪について誰もが知るべき10の事実」再読です。年を重ねたせいか内容を全く覚えていませんでした。人間の根源に関する事柄です。悪とはいったい何だろう、わたくしは他人に迷惑のかかる事柄が悪とぐらいにしか考えていませんでした。ところが読んでみると内容はもっと深いです。「悪」とはと簡単に定義できる問題ではありませんでした。そうなると「善」という問いも簡単に答えることが出来なくなります。2023/10/28

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