内容説明
人生100年時代を生きる後半生の教科書!
70代というのは新しいゴールデンエイジ――人生の黄金時代である。最も人生で幸福なのはいつ頃か――と問われたら、現代では70代ではないだろうか。「もう」70歳だから「今さら」何をしても遅すぎる、「どうせ」成果は上がらないと自分をおとしめるのはやめよう。
大ベストセラー『女性の品格』から13年、昭和女子大学理事長・坂東眞理子さんが人生100年時代に放つ「後半生の生き方論」の決定版!
かつては「60歳」が人生の大きな節目とされたが、今やそれは70歳ではないだろうか。寿命が伸び、「人生100年時代」が現実となった今、70代を昔のように「晩年」として生きるのはあまりにもったいない。
「昔は良かった」「今どきの若者は」と不満や愚痴ばかり言ったり、昔の名刺を持ち歩いたり肩書きを自慢する「終わった人」にならず、人生を楽しむための具体的な「たしなみ」をアドバイスする。
定年後を生きる60代、そして団塊世代の70代の人はもちろん、これから長い後半生を生きる中高年の人って、ややもすれば後ろ向きになる気持ちを鼓舞し、ポジティブに人生を楽しむ「たしなみの教科書」が誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかり
46
参考にできるところもあったけど、微妙です。⭐️⭐️ どこそこの誰々さんの話が多い… しかも皆さんが向上心を持った中流以上の生活をされている方?! 年老いてからの嗜みは大切! 2019/12/31
あつひめ
43
先のことを想像しておく、予想しておくことも大事かと手に取ってみた。とても大切なことがたくさん書かれていた。そして、今からでもできそうなことも。キョウヨウ、キョウイク。毎日用事を作り、毎日行く所を考える。現在の私も、用がないと外に出ないし、なんとなくだらっと暮らしてしまう。無理のない用事を考えたら、歩くようになり、服装も変わり、健康を意識するようにもなった。年を重ねると過去の時間が増えるけれど、いつまでも過去を思ってみても残りの時間を楽しめない。今をしっかり楽しみたいと思う。無理ない年の重ね方をしたい。2020/09/17
パフちゃん@かのん変更
32
70歳はまだですが、時間は加速していくからもうすぐかもしれません。参考にしたいこと・機嫌よく過ごすよう努める。・一番大事なのは、自分を肯定すること。自分の人生を肯定すると,人に優しくなれる。・しまっているものをどんどん使って処分する。・辛いこと悲しいことがあったのに、何とか今まで生きてきたのだと自分をいたわってあげよう。・上機嫌にふるまい、ずけずけ言わないように心がける。・自分でトイレに行ける間はぎりぎりまで自宅で暮らし、動けなくなったら施設か病院に入る。一人を恐れず嫌がらず、楽しめる楽しみを持つ。2022/02/26
とよぽん
30
同郷の大先輩、坂東眞理子先生の最新著書である。女性の自立、品格を大切にした生き方を一貫して説いてこられた方だ。本書では女性に限らず男性も、人生100年時代をどのような心の持ち方で過ごしていけばよいか、4章32節で「70歳からの黄金時代」をポジティブに語りかけている。広い視野、そして実生活に根差した見識を根底に感じる指南書だと思う。私は60歳だが、とても参考になった。2019/07/21
ヨシ
16
家族が70歳になったので、薦める前に読んでみようと思って手にとった。こんなポジティブな老人になれたらステキ。でも周りがこんなキラキラした人たちばかりだったら、怠け者の私にはシンドイです。『良いか悪いか、極端に走らず、「それも良いが別のあり方もある」…とわかったうえで、自分なりに良し!と思うことを行う。しかしそれだけにのめりこむのではなく、別の生き方の良さもわかったうえで、自分はこれでいくとソフトに信念を持つ。全力投球はするが、それが報われなくてもあきらめる。そして上機嫌に過ごす。』この言葉を胸に老いたい。2021/03/08