PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話

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PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話

  • ISBN:9784866511139

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内容説明

ジョブズが自腹で支えていた赤字時代、『トイ・ストーリー』のメガヒット、株式公開、ディズニーによる買収……。
小さなクリエイティブ集団をディズニーに並ぶ一大アニメーションスタジオに育てあげたファイナンス戦略!

アマゾンベストブック of 2016 (ビジネス&リーダーシップ部門)
フォーチュンが選ぶフェイバリットブックof 2016
ニューヨークタイムズも絶賛!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

156
おもしろかった。トイ・ストーリーを生み出す直前、まだスティーブ・ジョブズがオーナーだったころのピクサーの財務責任者が、いかにしてピクサーの成功を影から支えたかを明かした一冊。アニメーションの知識がゼロの状態からヘッドハントされ、スティーブを嫌うクリエイティブ陣、作品のヒットと株式公開を急ぐスティーブ、そして不利な条件で契約を結ばされていたディズニーなどの間に立ってヒイヒイ言いながらなんとかする物語はのめり込んでしまう。2020/01/23

ひろき@巨人の肩

106
PIXARが「ディズニー以外、できなかった」世界一のアニメーション企業に成長する物語。著者ローレンス・レイはCFOとして事業にならないが魔法のような才能をもつテクノロジー企業にエンターテイメント企業のビジネス・モデルを融合させて成功に導く。ジョブズ復活は紙一重。PIXAR特有のエンドロール、ディズニーへの売却の秘話に見るローレンスの利他の精神に涙した。また磨き抜かれた経営戦略は流石。①取り分を4倍に増やす。②制作費用7500万ドル以上を調達する。③制作本数を大幅に増やす。④ピクサーを世界的ブランドにする。2022/03/09

Kentaro

78
会社というものは生物によく似ている。それぞれ、個性や感情、習慣がある。トップなら好きにできるはずと思うかもしれないが、たいがいは、トップも、変えがたい会社の文化に縛られている。そして、会社は、成功すると保守的になる。創立当初はたしかにあった創造性の炎が、成果を求める圧力で消えてしまう。成功すると守るものが増え、同時になにかを失ってしまう。勇気が恐れに圧倒されるのだ。ピクサーはスティーブ・ジョブズがオーナーの会社だ。ジョブズについてはたくさんの伝記が書かれており、ピクサーの台頭はそのいずれにも必ず登場する。2019/12/27

Willie the Wildcat

71
スタートアップ故の苦難。ヒト・モノ・カネと、夢とのバランス。ジョブズ氏と著者、両者のビジネス・センスと人脈が道を拓く。印象的なのが、フィッシャー氏の「収益予測モデル」の件。私自身も同様の経験があり、安堵感が伝わる。ディズニー売却過程におけるジョブズ氏の変化も興味深い。”冬の時代”ということもあり、本意ではなかったかもしれないが、ハリウッドという異次元の体験はその後の創造にも貢献したのではなかろうか。”ストーリーの重要性”の件が象徴。自尊心!なお、トイ・ストーリーのエンド・クレジット記載の秘話、いいですね。2019/04/13

vinlandmbit

55
途中読んでいて集中力が続かなくなることもあったが、、舞台裏を垣間見れる一冊であり面白かったです。2020/04/06

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