角川書店単行本<br> 女警

紙書籍版価格 ¥2,090

角川書店単行本
女警

  • ISBN:9784041076668

内容説明

――若き女警は何故、上司を殺さなければならなかったのか?

全国警察を震撼させた〈豊白警察署牟礼駅前交番・警部補射殺事件〉。23歳の女性巡査が男の上官を射殺し、拳銃を持ったまま逃走、ミニパトで行方不明となったのだ。事件への対処をめぐる混乱の中、監察官室長・理代は、すべての責任を女性巡査に負わせようとする上級幹部の不可解な切迫感に気づく。交番勤務の警部補と、実務1年目の女性巡査の間にいったい何があったのか? 自ら現場と証人の調査に乗り出した理代が目にしたのは、輝く“女性の視点に立った“なるお題目の陰で、声に出せない生きづらさを感じる女警たち、いまだ無自覚に繰り返されるセクハラ・パワハラ、そしてさらに意外な事実だった……。“男社会”で働く女たちの声にならない葛藤を直視した警察小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

192
若い女警が何故定年近い上司を二人の職場・駅前交番で殺したのかーその事件を洗うキャリア女性監察官・姫川の前に立ち塞がるのは警察署内での古い組織体質の壁か?と思いきや女性が活躍する時、壁になるのは男ばかりじゃない、女の敵は女でもある・・事件の真相はなんとなく途中で想像がついて読み進めたが、どうにも後味がすっきりしない。古野まほろだから、こぼれることなく回収しているのだが多少くどいかなぁ。組織における女性の地位向上など絵に描いた餅の様に感じた。いつか聖母でも娼婦でもない『女警』と言う名称にも慣れるのだろうか。2019/01/23

タックン

69
景観殺しの真相がわかるまではダラダラと読みにくい文章が続いたと思ったら、最後はバタバタと尻切れトンボに終わったって感じ。っで結局はいつもの警察キャリアの政治の話になっちゃって閉口。 主人公の女性キャリアのキャラだけが救いだったかな。 あっあの署長爺ちゃんや聞き取りされた女警2人もよかった。2019/07/29

てつ

45
面白かったんですけど、とにかく長い。古野さんのこの手の本は、警察小説の予備知識みたいな読み方をした方がよさそうだ。2020/09/24

信兵衛

39
元キャリア職だからこそ書け得た作品と思います。興味を惹かれましたら、是非。2019/01/29

geshi

35
警察組織の矛盾と男女格差をえぐり出すミステリ。女性監察官室長の目を通して見えてくるのは、女性差別をひきずる男達・警察のハード面とシステムの問題・「女」が「男」にならざるをえない組織の歪み。様々な人の言葉で語られる「女性が警察で働くということ」が生々しく読者に突き刺さる。まほろ節のクドさはあるが警察の特殊性の説明がセリフでテンポよく入って来る。丁寧に伏線を拾い紡がれた真実の物語は予想できていたがやるせなく、政治権力として二人の死を使う「ヒトを奴隷にする行為」への怒りがわく。2019/02/19

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