内容説明
日本軍が狙うのは、
ミッドウェーか
フィジー・サモアか?
真珠湾を奇襲した日本軍はマレー半島、フィリピン、そして蘭印への侵攻にも成功した。昭和17年5月、南方地域を防衛するため、日本軍は連合軍の基地のあるポートモレスビー攻略を目論む。連合艦隊と米太平洋艦隊は珊瑚海で激突、連合艦隊は米空母ヨークタウンとレキシントンを撃破するも、空母翔鶴が被弾してドック入りとなる。珊瑚海海戦の後、ポートモレスビー攻略作戦は無期延期とされた……。
MO作戦の総括のために日本に戻った第四艦隊司令長官井上成美は、山本五十六連合艦隊司令長官から次期作戦の説明を受ける。その作戦方針に不安を感じた井上は、山本にある提案を申し出た……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ikedama99
2
久しぶりにこの著者の本を読む。今回は、喜劇っぽいところは喜劇っぽい(井上提督の黒手帳やレイトンとハドソン婦人とのやりとりなどは笑ってしまった)が、陽動が陽動なのか本筋なのか、虚々実々の応酬があり、それに偶然も絡むので、自分も翻弄されている感じになった。続きが楽しみです。2015/12/02
YS-56
2
やたらと軽妙な感じがする会話が持ち味になる新創刊なのかな?それにしても、指揮官同士の反目にコミュニケーション不足。気を付けねばなりませんね。2015/11/26
ikedama99
1
3巻を購入したので再読。出だしのコミカルさは、初期の興国の盾の雰囲気か。2017/04/04
ikedama99
0
2巻を購入したので再読。戦闘シーンよりも、蠢く人や組織の思惑とそれが形になるときの実際とのズレなどが面白かった。2016/08/30