内容説明
「腹を切る前に、珠子の唄を聴きたい」という岡崎玄蕃の願いを受け入れ、岡崎の屋敷に入った珠子。愛坂桃太郎、そして息子の仁吾も、珠子と行動を共にする。屋敷では、江戸城に向けられた大砲がいまにも火を噴かんとする中、ぎりぎりの交渉が続くが、ついに事態が動く。桃太郎、仁吾、そして玄蕃、家老の田所十三郎――四人の剣が閃いたのだ。無傷で屋敷から出てきたのは、はたして……? 大人気シリーズ衝撃の最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
111
わるじい秘剣帖「またあうよ」10巻。千賀ばばあ桃子と対面、朝比奈さんガックリ、珠子再就職、わるじい桃太郎秘剣花の舞にて、職場復帰色々ありましたが、最後は桃子の「じっじっじ」また会いたいですね。2018/04/07
kei302
42
わるじいが編み出した秘剣で成敗されて、シリーズ1作目から続いていた事件とお家騒動は冒頭で早々に片付く。悪女というか妖女が怖い。15歳で既に男を操る。こんなふうに終わるのね・・・。そうそう、この話は桃さんが孫の桃子がよい環境で育つようにいろいろと画策するのがメイン。ミステリや捕物ではないのです。家族小説?2020/07/12
美月0217
29
終わってしまった・・最後は復帰で・・今迄みたいにじいじのおんぶは見られない・・でも、結果は良いよね・・ ばあばのすべてお見通しもイイよね♪こんな奥さんいいじゃんと思うんだけど(笑)これ、ドラマにしても面白そう・・ と思ったけど、やっぱり本にはかなわないよね。そして それぞれの頭の中の想像・・?!2018/06/13
み
27
さくさくと♪タイトルから想像してた方向じゃなくって良かったぁ(^^)2018/05/11
ひさか
26
2018年3月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ10作目にして最終巻。あ~、終わってしまいました。大団円です。桃太郎が、再就職したのは、世相の反映というか、たいへん今風な終り方です。良かった良かった。2018/05/13