お金の叡智

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お金の叡智


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内容説明

お金について何を言おうと、
必ずその反対語もついてまわる。

お金は粗野であり高貴である。
虚構でありながら現実でもある。

人を引き離すこともあれば、
結びつけもする。

たくさんあれば恐ろしくなるが、
足りないのも恐ろしい。

悪を行う善であり、
善を行う悪でもある。

お金は叡智探究の裏付けになる。
これは二つの意味に理解される。

お金を持つのは賢明であり、
それに対する批判的思索も賢明だということだ。

お金は常に我々に自分の欲望、財産、
負債と折り合いをつけるよう強いる。

誰であろうとすべての人を哲学者にしてしまう。
賢く考えることは、自分自身と他人のために賢く遣うことでもある。

お金は露呈させる。ケチと浪費家、守銭奴と嫉妬深い輩を暴く。
懐具合はすべてを明らかにする。

誰もお金に気を許せない。
それを憎んでいると信じている者でも、
内心ではそれを崇めている。

それを崇めている者は、過大評価している。
それを軽蔑しているふりをしている者は、自分をごまかしている。

問題をはらんだ情熱、不可能な非難。そこが難しいところだ。

お金について語ることは常に、自分について語ることである。