ドーナツ経済学が世界を救う 人類と地球のためのパラダイムシフト

紙書籍版価格 ¥2,640

ドーナツ経済学が世界を救う 人類と地球のためのパラダイムシフト

  • ISBN:9784309248486

内容説明

従来の経済学では世界を救えない!経済成長に依存せずに、環境問題や貧困・格差問題を解決しつつ、豊かで幸福な持続可能社会を構築するための経済学のパラダイムシフト。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

117
目からうろこというよりも常日頃から経済について私の考えていることを明確に書いてくれているということで非常にいい本であると感じました。ただ題名が少しわかりにくいのではないかと思います。7つの思考法というのが示されていますが、その中で「目標を変える」「「環境再生を創造する」「成長にこだわらない」というのが非常に私の考え方に会っています。最近のリフレ派の経済学者も少し精読してもらいたい気がします。2019/08/12

TATA

33
化石燃料をはじめ有限資源をベースにした経済成長を礼賛する姿勢を見直すよう訴える。たしかに大学時代に学んだ経済学は成長を所与の条件と位置づけ、市場は合理的な存在としてきてたなと。10年前なら象牙の塔かお花畑にお住まいの方との意見と一笑に付したんだろうけど、今のこのご時世では傾聴する価値はあるなあ。最後は、より公正な税負担を政府に求める。全てに納得したわけではないけど、うん、示唆に富む内容だったと思います。2019/03/17

おめな

13
COVID-19によって資本主義経済がいよいよ終焉となるのか?という議論があちこちで湧いている。定常経済、循環経済などGDPに変わる指標を作ることで、地球資源と人間活動のバランスを整え、人間を含む地球上にいる生命すべての持続可能性が高まる。「自然を模範、基準、助言者とみなすのがよい」「現代人が資源と呼ぶものを先住民族たちは親戚と呼んでいる。資源は生きていく上の土台となるからだ」ー人間社会のあり方を考えさせられる言葉だ。2020/05/16

さっとん

9
GDPはそもそも人間の精神の豊かさを考慮に入れないことを懸念されながら、消極的な理由で導入された指標だ。今のシステムがGDPの成長を軸にして構築されていることは、否定できない事実であることをまず認める必要がある。貨幣取引の総計のみを評価する仕組みだ。著者の言うように本質はGDPの成長ではなく、経済価値の総計の上昇だ。今の仕組みは過去の人々がその時の必要に迫られて作ったもの。問題が完全になくなることはないので、より良い仕組みを考え続けることはとても意義深いはず。2019/04/29

人生ゴルディアス

9
夢見るアリスちゃんの本だろうなと思いながら読んだけど、やっぱり夢見るアリスちゃんの本だった。理想とする世界に収めるためなら人の手足を切り落とすのもいとわないタイプとでも言おう。現実的な人間の性向を全く考えてないから、惜しみなく与える企業、とか言い出すのだ。しかも衣食住が足りてなく、その問題を解決したいと燃えるインド人に対して、環境問題をもっと考えるべきだ、と言ってしまうそのセンス。「世界を救う」とか言うくせに、頭にあるのは今の時代の白人的暮らしの維持でしかない。この手の人たちは博愛に見えてその実独善的。2018/10/21

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