内容説明
海岸にある洞窟遺跡近くで先史時代専門の女性考古学者の無惨な遺体が発見された。殺害され海に投げ込まれ、魚たちに食い散らされた遺体。そして連続する女性の惨殺事件。事件現場には謎の手形の描かれた紙片が残されていた。謎の殺人者を追うマルセイユ警察主任警部ド・パルマはオペラを愛しアリアを口ずさむ優雅さから、男爵(バロン)と呼ばれる一方、違法すれすれの荒っぽい手法で部下を戸惑わせる。事件の鍵は学者の研究テーマである先史時代のシャーマニズムにあるのか? フランスのミステリ・マニアたちが交流サイトで選出するロンポル賞受賞の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
23
フランスのがらっぱち刑事みたい。親友が主人公を好きすぎる。そしてお約束のように関係者と恋に落ちるんだよね。2021/01/12
はる
11
図書館本。もしかしてフレンチミステリとは相性が良くないのか、マドレーヌ時代!先史時代が理解できなくてツラいのか。狩人よ、狩人よ、面白い一冊を追う狩人よ、このシリーズの続きは出ますのか?もっともっと面白くなりますのか?2019/02/19
gakurin
5
翻訳が悪いのか、こちらの読解力がだめなのか、ものすごく読みにくく、登場人物にまるで共感できず、読むのがとても苦痛だった。シリーズものだそうだが、もう読みません。2018/03/02
Yudai
2
同じく10月読了本です。ミステリーなのだとしたら、例の十戒に触れているような???そらに訳本あるあるなのかも知れませんがちょっと読みづらい印象です。でもこれだけで決めつけず、著者の他の作品も読んでみようとお思います。2019/11/15
ありさと
1
先史時代の遺跡にまつわる死と、連続バラバラ殺人。型破りな刑事の私生活や憲兵隊との小競り合い、ギャングの抗争を交えながら事件は不気味に展開する。雰囲気は好き。まあ大ネタはわかるよね。面白かったけど、えっそこ説明してくれないのと思ってしまった。2020/01/23