コスミック時代文庫<br> 夏初月の雨 へっつい河岸恩情番屋

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コスミック時代文庫
夏初月の雨 へっつい河岸恩情番屋

  • 著者名:千野隆司【著】
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • コスミック出版(2017/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784774726137

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内容説明

能勢伝七郎は、江戸城内で奥と表御祐筆を務めた家禄二百五十石の小旗本。出仕していた城内においては人間関係に辟易し、屋敷内では家人から疎外されて身の置き所がなかった。惑う四十四歳である。一切を打ち捨てて、そろそろ隠居したいと思っていた折、町名主を務める幼馴染みから自身番の書役を探しているという話を聞いた伝七郎は、家督を倅・伝之助に譲り、侍身分を隠し、神道無念流小太刀懐剣の手練の腕を封印して、日本橋難波町の書役を務めることになる。市井でのんびり暮らせると思っていた伝七郎だったが、自身番には町の厄介事や様々な事件が次々に持ち込まれてきて……。恩情番屋で繰り広げられる人情捕り物帳。書下ろし新シリーズ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみきーにゃ

75
シリーズ一作目。すっごく読みやすい捕物帖。時代小説初心者なのでわからない単語は調べながらだったけど一気読み。吉助、いい男!!応援したくなる!2021/10/24

はつばあば

50
44でそろそろ隠居!。仕事場での煩わしさ、家族からの疎外感を感じて長男に家督を譲り、家から出て自身番の書役に。いやぁそんなの現在の男性にとったら夢物語ですわ。通勤も大変なら上司や部下の板挟みでっせ。それができる江戸やったらみんなタイムスリップしやはるかも(笑)。そんな伝七郎が務める自身番。巷には巷の厄介事や様々な事件が。侍身分を隠して生き生きと庶民と馴染む伝七朗。ご近所さんの80以上のお一人様が映画やカラオケにと生き生きと暮らしておられるのと同じなんでしょうかね(*^^*)。いずれ私も仲間に?(笑)2023/08/10

まき

8
武士の身分を捨てて町人として書役の仕事についた伝七郎。町の人々の厄介事まで解決しなけりゃならなくなって、小さくため息つきつつ活躍する捕物帖。読みやすくて面白かった。吉助が良い男だね。2021/11/06

ひさか

5
連作短編3話。元奥祐筆の番屋の書役が主人公の人情捕物が楽しめた。さらりとしたお話が心地良かったが、あっさりしすぎのきらいも。次巻が楽しみです。2013/12/15

山内正

4
金貸しの手代駒吉が集金先の主と 揉めたあと帰る途中に知っていた女を見た、誰かに何か言われてる様だが脅かされてるみたいじゃあない 後を付け様子を見る ある日金貸しお代から手代の様子が 変だと相談された町の書き役伝七郎 は生い立ちやらを聞き出しただ事じゃないと探り出し お稲と言う女が関わってると解る 事件に成らずに事が収まるか 伝七郎は周りに探りを入れる。2018/05/15

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