内容説明
高倉健、坂本九、市川崑、北野武、大物芸能人との貴重なエピソード満載。石倉三郎初主演映画「つむぐもの」好評上映中! ぴあ映画初日満足度ランキング3位!! 公開を記念して、今年芸歴50年の石倉三郎さん自叙伝刊行。極貧の家庭に生まれ、学歴も得られなかった著者が、世知辛い芸能界で役者稼業をどのように勝ち取ってきたのか? 「僭越ながら、わたくし、石倉三郎がしばし語らせていただきます」の前口上から、全編べらんめえな口語体で読者に語りかける痛快自叙伝。「濡れ手で粟」「棚からぼた餅」「果報は寝て待て」の石倉三郎三大法典を元にした「粋にいきるヒント」とは? 橋爪功推薦。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
50
凡人の何生分かに匹敵する程濃密な邂逅の数々。確かに「運も実力のうち」と納得する。徳の高い僧侶の講話を聴いたような読後感。女性に対するスタンスも素敵で、以前からファンでしたがさらにラブが増しました。2020/05/20
GAKU
49
石倉三郎さんの自伝、回顧録、人生の教訓等語った1冊。「運も実力のうち。」、「我慢は無理だが、辛抱ならできる。」。石倉三郎さんの人柄がにじみ出た1冊でした。2020/06/10
法水
4
石倉さんが10月の豊崎由美さんのイベントにゲスト出演された際に購入した本をようやく読了。石倉さんらしいストレートな語り口で粋に生きるための46のヒントが綴られている。役者を目指して上京し、言われるがままに青山に行ったらなぜかスーパーの事務所で石原裕次郎さんに出会ったり、バイト先で高倉健さんの知己を得て後々、健さんから一字もらって芸名にしたり、かと思ったらカジノのディーラーに転身した後、坂本九さんの歌謡ショーの司会を務めるなどまさに波乱万丈。そんな人生から得られた教訓の数々はためになること間違いなし。2016/12/10