文春e-book<br> 逆転の大中国史 ユーラシアの視点から

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文春e-book
逆転の大中国史 ユーラシアの視点から

  • 著者名:楊海英
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,204)
  • 文藝春秋(2016/08発売)
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内容説明

視点を北京からユーラシアに移すと、歴史は違って見えてくる。

「漢民族」という「民族」が古代からいて、黄河を中心に文明を広げていった・・・。
現在の中国でも、日本でも、そう信じられている。しかし考古学的、言語学的な
証拠によれば、そもそも「漢民族」とよべるような人びとはいなかった!

「逆転の中国史観」によって洗脳をとくと、現在の中国の問題も鮮明に
見えてくる。

南モンゴル出身の文化人類学者による、最新の考古学、文化人類学、
言語学を駆使した、まったく新しい歴史書。

【目次】
序 章 中国の歴史を逆転してみる

第一章 「漢民族」とは何か
 漢民族の考察から、中国という「中心」があり、ユーラシアという「周辺」がある、
という世界観がなぜこれほど強固な力をもちえたのかを導きだす。

第二章 草原に文明は生まれた
 古代における人類の移動の、北方経路に関する最新の成果をしめしながら、
遊牧民が創造した文明を概観する。

第三章 「西のスキタイ、東の匈奴」とシナ道教
 六百年以上にわたってユーラシアの東西で活躍した匈奴=フン族の歴史を
たどり、シナ中心史観のなかの漢王朝の宗教思想と比較する。

第四章 唐は「漢民族」の国家ではなかった
 鮮卑拓跋系国家が繁栄していたころにユーラシアで展開されたテュルク化と
イスラーム化について概説する。

第五章 三つの帝国が鼎立した時代
 「少なくとも中華と同格だった」キタイ(契丹)とタングート(大夏)、そして
モンゴル時代の歴史と文化をえがく。

第六章 最後のユーラシア帝国、清
 満州人の清朝がシナを併合してユーラシア東部最後の帝国として登場する
ドラマをのべ、そこから「民族」に変身していく現代につなげる。

終 章 現在の中国は歴史に復讐される
 自己中心史観の中国は古代から世界と相性が悪いだけでなく、今後も国際
社会と調和がとれる体制に変身できない性質について分析する。