イースト新書<br> 誤解だらけの平和国家・日本

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イースト新書
誤解だらけの平和国家・日本

  • ISBN:9784781650593

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内容説明

極論的な安保法制論争に終止符を打つ!安保法案は学者が違憲と言えば違憲なのか。戦後の平和は第九条と安保、どちらのおかげか。「普通の国」の戦死者数は。徴兵制が導入される可能性は。保守、リベラル、革新の平和論の違いは。中国の脅威や韓国の反日運動に大騒ぎする必要はないのか。二一世紀の世界情勢は複雑さを増しているのか。「愛国リベラル」は可能か。世界は安保論争をどう見ているのか。前作『誤解だらけの韓国史の真実』で客観的事実をもとに日韓の歴史論争に終止符を打った博覧強記の作家が、中立的な視座から戦後日本における「議論のねじれ」を正す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダンボー1号

10
右か左か安保賛成か反対か 護憲か改憲そして結局安倍嫌いか支持かの極端な二元論に陥っている論争を右寄りから冷静に分析。右左交互に自分は読んでいますが振りかえりのまとめ的にしっくりきます。デモする反対派も感情論に走らず立ち止って読んで深く考えてほしいです。自衛隊より危険な職業は多い「本当はあまり死者が出ない海外派兵」とかテレビで発言するとその一人の命が!と猛反論されるんでしょうね。憲法の専門家は安保や自衛隊を好ましく思っていない人がなる職業だそうだ。2015/12/11

みじんこ

5
安保法制で大勢の自衛官が戦死するといった扇動的デマを否定し、安倍談話や世界の左派右派などについても論じている。著者は護憲派であるが、日米安保の意義も認め、現実路線+中立的な見方を取っている。個人的には一部著者の意見に反対の部分もあった。しかし、安保法制に関する部分はほぼ全て私と同意見である。自衛隊は違憲だと言う学者に安保法制の是非を聞くのは意味がないし、柔軟な解釈の否定により「現在の世代の国民の意思」が反映されないという問題は確実にある。極論に走らず、現実的にはどうするのがよいか、それを考えさせられる。2015/11/01

Yasuhisa Ogura

1
安全保障や憲法改正、対立を深める日中関係などについて、様々な示唆を与えくれる一冊。個人的にはインパクトのある内容だけど、おそらく右からも左からも嫌われると思う。それだけに、議論のきっかけを与えてくれる。また、「専門家は自分たちの利益のために働くもの」と述べ、専門家たちを一刀両断する姿勢はむしろすがすがしい(もちろん、著者は専門家ではないのか?専門家ではないとするなら、その人が書いた本に、意味はあるのだろうか、あるいは著者だけは真実を語る唯一の専門家なのかという疑問は沸いてくる)。2016/09/09

Yukihiro Fujii

1
安保法制の成立前後の国内状況を視点に日本で理解(?)されている状況に対し著者の考え方を整理して問題提起されている内容が素晴らしい。 国民の誤解を生む要因の一つにはマスコミ、ジャーナリストの偏向報道もあり…か、しっかり自分の力で情報を幅広く収集していく大切さも感じた。 この本はオススメです。2016/02/27

nori

0
勉強にはなりますけど、このタイプのタイトルの本って、世の中に多く出回ってて、ついつい手にとりがちです。なんか少し違うかも?って思えただけでも自分の進歩かも知れません。最後の方は読めずに時間切れで返却。2019/05/19

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