内容説明
誰もが出あうであろう戸惑いの一瞬を切り取り、壇蜜流の解釈でそのやり過ごし方(処世術?)を綴る書き下ろしエッセイ集。
人生は“どうしよう”の連続。いろいろあるけれど、私はこうして生きています――劣等感も弱みもちょっとした色恋沙汰も、世間が想像する”壇蜜”をしっかり務めるその裏側、ひとりの30代女性としての素顔が詰まった1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
129
壇蜜本、4作目です。表紙から「凛」とした内容かなと思って読みましたが、何時もの壇蜜流自虐エッセイでした。相当男運が悪いのか、本人の性格のせいでしょうか?私ならもっと上手く付き合えそうな気がします。文章は悪くないですが、日記形式の方が良いかも知れません。次回はエッセイではなく恋愛小説か人生相談を期待したいと思います!2016/05/03
どんぐり
70
「支靜加さ~ん」と、つい呼びたくなる好エッセイ。『壇蜜日記3』も出たばかりなので、書き手としての壇蜜は快調のようである。これは身辺雑感を中心としたエッセイだが、30代の女性が何を考えて生きているのか、覗き趣味が嵩じて読んだ。「仕事は自分のためだが、壇蜜でいることはファンのためでもある」という壇蜜さんの素の面を知ることができて、ファンとしてはうれしい。これが50代、60代の女性が書いた本であったら、はたして読んでいるかどうか。佐野洋子風の風刺の利いたエッセイなら読んでいるかもしれないが、そんな書き手の成長を2016/11/15
AKIKO-WILL
68
昭和生まれ女子校育ちで友達が少ない!と自虐的な表現で語る著者!調理師免許や葬儀屋専門学校を出ていたりと謎な部分もありますが、自慢する事なく自分を30代過ぎてもグラビアやるババアだと話す彼女にそこまで言わなくても…と読みながらも思ってしまう。過去の恋愛での失敗やこんな男性と付き合っていたと知ると経験豊富な割には、あまり幸せでなかったのかな?と心配になる。自分も昭和生まれ女子校育ちだわ!と共感したら何と小学校から大学までの筋金入りだとは。タレント壇蜜さんよりも齊藤支靜加の部分をこのエッセイでは感じました。2016/07/09
のぶ
65
このエッセイを読んで全体を通して感じたのは、人は本音や私生活をみだりに晒さない事が美徳だと考えていたが、人によってはそうする事がかえって好印象を与えることもあるという事だ。もちろん文章だけで人生そんな簡単に底が見えるほど浅いものではないことも承知している。過去の著作から通じて人生観の鋭さは、本作も変わっておらず、どの章にも心に残る、また刺さる一文が込められていて大変印象に残る本だった。今後もエッセイスト、壇蜜の活躍を追い続けていきたい。2016/03/16
らむり
38
壇蜜さんは自分を卑下し過ぎ??2016/10/16