幻冬舎新書<br> 文豪はみんな、うつ

紙書籍版価格 ¥880

幻冬舎新書
文豪はみんな、うつ

  • ISBN:9784344981775

内容説明

明治から昭和初期、文学史上に残る傑作を数多残した10人の文豪――漱石、有島、芥川、島清、賢治、中也、藤村、太宰、谷崎、川端。彼らのうち、7人が重症の精神疾患に罹患し、2人が「精神病院」に入院、4人が自殺している。才能への不安、女性問題、近親者の死、肉親の精神疾患などに苦しみ続け、苦悩そのものを作品にした文豪たち。漱石はうつ病による幻覚を幾多のシーンで描写し、藤村は自分の父をモデルに座敷牢に幽閉された主人公を描いた。「芥川は分裂症」などの定説をも覆す、精神科医によるスキャンダラスな作家論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tsuyoshi

73
夏目、大宰、川端など明治から昭和にかけての文豪と呼ばれる10名の作家を精神科医がうつなど精神疾患を抱えていたという観点から分析した一冊。それぞれの病み具合もさることながら、一種の破滅型的な生き方にも興味をひかれた。2018/03/03

kinkin

70
精神科医の著者が、文豪たちの作品や行動、周囲の証言をもとに彼らの精神状態を解説している。タイトルには「うつ」と入っているが現代でいう「うつ」とは少し違うような気がした。時代背景や文化の違いもあるが、今よりずっとカミングアウトできなかった時代なので、どうしても周囲の見方に偏りもあり昔なら今では絶対使えない気○いという言葉が使われたと思う。いずれにしろ今も昔も物書きという職業にはつきものの病なんだろうなー。2016/02/04

キムチ27

53
子供の頃から気になるテーマなので染み込むように頭に入りやすい事柄ばかり。藤村、賢司、太宰の章が取り分け興味募った。中仙道、遠野、金木町…学生時代、彼らの生きた苦悩?の情景に触れたくて歩いた。藤村の晩年が逼塞した老成の心境だったと初めてしり、もっと悪いイメージがあっただけに、意外。銀河鉄道にイメージされる賢司が痛いほどに心を切り刻むような時間のなかにいたとはいえ…。どこかにあった言葉…こんな病んだ中からの文を健常な人が楽しんでいるのだ~複雑なものですね。朱鷺の流れは。2016/02/13

sat

42
精神科医が書く、明治後半から昭和初期の激動の時代の文豪10名。精神病を患いながら作品を世に残し、長い間読まれていることを感懐深く思う。2017/03/24

ユウユウ

24
気づけば3回目の読了。この本と合わせて実際の文豪の作品読むの楽しいんですよね。今回は『痴人の愛』を読んで以来読みたくなってたので。2019/05/14

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