文力スペシャル<br> 時忍(3)

文力スペシャル
時忍(3)


内容説明

記憶喪失のまま平成徳川村で働くことになった渡時直は、忍者アクターの頭領である甲賀駿介に体術の技を認められ、さっそく野外劇場の舞台に立つことになった。開演前、火の見櫓の上に迷い込み落下した小学生を間一髪助け出した渡を、観客は割れんばかりの拍手で迎える。その一部始終を、冷たい笑みを浮かべてじっと見ていた男がいた。明智天涯だった。
翌朝、渡の世話役を任された服部遊は、彼の持つ巻物の意味が気になって渡の部屋を訪れる。渡が巻物を紐解くと、そこには謎の地図と解読不能な文字、そして次のように記されていた。
「此処東照宮也」――。