内容説明
運命の神はなんてむごいのだろう。
離婚手続きの日に妊娠がわかるなんて！
弁護士事務所で離婚の話し合いをする――
夫のリースからの手紙を、ソレルは信じられない思いで受け取った。
3カ月前に家を出たときは、まだやり直せると信じていたからだ。
私はただ、仕事で外国を飛びまわるばかりのあなたに、
二人の結婚生活についてもっとよく考えてほしかっただけ。
だがリースは、黙って家を出たことが許せないらしく、
久しぶりに会う妻に冷淡な態度をとり続けた。
落胆に体調不良が重なり、ソレルは化粧室へ駆け込む。
そのとき、最後に夫と交わした愛の記憶が蘇った。
彼女は愕然とした。まさか、妊娠？ このタイミングで？
■離婚の危機を迎えた夫婦は、思いがけない妻の妊娠で、再びお互い
の存在を認識し、やり直そうと努力します。あの幸せな日々を取り
戻せるのか？ 破綻寸前の夫婦の希望と再生の物語を、マギー・コ
ックスがしっとりと、そして感動的に描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
16
客観的に見てもヒーローが冷たく思える。自分のことばかり考えているもの。そりゃ夫の長期出張中に置き手紙もなしに家を出たヒロインにも非はある。ヒーローが追いかけてくれることを期待して家を出る前に、話し合うべきだった。にしても！仕事していたら何でも許されるのか、伴侶に対する配慮はないのかとヒーローにかなり苛立つ。仕事相手に気を使うぐらいにヒロインにも気を使えば離婚危機なんて起こらないのに。中途半端に折り合うことが出来ずそれぞれに傷つき悩みぼろぼろにならなければ結論にたどり着けないとしたら、あまりにしんどい。2016/12/08
たまきら
4
妊娠中のホルモンの暴走はですね、本当に大変なんですよ！どんなにやさしい旦那さんがいても涙が出るし、疲れるんですよ！何この男子！おばちゃんはね、許しませんよ。ふんとにまったく…。2015/04/23
