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内容説明
間違いだらけの「構造改革」と「成長戦略」はさっさとやめろ!今こそナショナリズムを復権し、「まともな日本」を取り戻せ!注目の若手論客3名による、極めて“まっとうな議論”。
目次
第1章 安倍政権と新自由主義
第2章 英語公用化とグローバル・ビジネス文明
第3章 新自由主義が政治を殺す
第4章 政治を取り戻す、共同体を再評価する
第5章 グローバル経済の終わり
第6章 漸進主義の時代へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スーさん
7
今の日本国の総理大臣は、安倍さんである。彼は、世間的には『保守政治家』と認識されている。その保守的な政治家であるはずの安倍総理は、日本語もままならない子どもたちに対して、英語教育を施すことに、異常なまでに熱心である。こういった、母国語を蔑ろにする政治家が、『保守』と呼ばれる現状。確かにまともではない。このまともではなくなってしまった日本を、再びまともな日本にしようとしているのが、本書の三人の著者である。TPP同様、この戦いも、限りなく負け戦に近い。それでも立ち向かって行く人のことを、私は『保守』と呼ぼう。2013/12/17
mitu
7
日本が致命的なのは、リーマン・ショック後のパラダイムのチェンジにまったく気付いていないことと、パラダイムチェンジが失敗したことにも気付いていないこと。だから恐ろしいことになっているのです。いまだに「アジアの成長を取り込む」「これからは外資を導入する」--この考え方は根本的に間違っているし、間違いがひどすぎて、どこから手をつけていいかわからないくらいです。冷戦の構造も、アメリカの覇権も経済も、みんなが大好きなEU統合も壊れていく。期待した中国の成長も止まり、BRICsも壊れる--上下左右日本全体がズレてます2013/12/01
Riopapa
6
改革とか変化とかいう言葉に惑わされず,改善,漸進で進むべき。英語教育は英語教員の声を聞かずに進められていくところに危惧を感じる。英語は確かに大事だが,教える方法を変えれば,誰でもマスターできるというものではない。英語教育も漸進主義で行くべき。2014/01/23
sonettch
6
#竹中平蔵 みたいなイカれた新自由主義者が関わるようになってから #自民党 はおかしくなった。 #小泉純一郎 が首相になったあたりから自民党はおかしくなった。ということを再認識した。それよりも前の自民党は今から思えばまだ多様な意見の持ち主がいて、まあ「まともな保守」だったのだなあ。それに引きかえ今は #安倍晋三 や #石破茂 のような器の小さすぎる小物が幅を利かせすぎて本当に厭な気持ちになる。内容に関しては、同意できるところもあれば同意できないところもあるが、そんなのは当たり前のこと。2014/01/20
しんたろう
5
言い古された反グロバリゼーション反新自由主義の体制批判の話のみで建設的な“日本再生”の話が無いという羊頭狗肉本。188pから“日本は国際秩序構想を提出してほしい”だと・・・。その原案出すのがあなた方の仕事でしょ?藻谷浩介は里山経済と言う小さいが検討に値する提案をしているぞ。綺麗ごとでは厳しい現実は乗り越えられないのが解っているのだろうか?2014/04/15