内容説明
人類に希望を贈る“生きた哲学”法華経。
池田名誉会長は、戸田第二代会長の法華経講義を受講した若き日の感動から説き起こし、“正像末の法華経”“文底仏法の心”“勤行を読誦する功徳”など、大聖人の仏法の法華経観をわかりやすく解説している。
上巻では、「爾時世尊。従三昧。安詳而起」で始まる方便品の経文を通し、「一念三千」「開三顕一」「諸法実相」などの法理を踏まえ、人生や生活に即しながら縦横に講義を展開。また、寿量品講義では、「寿量品について」並びに本文講義の「爾時仏告」から「導利衆生」までを収録している。
目次
方便品講義(爾時世尊。従三昧。―所不能知。 所以者何。仏曾親近。―意趣難解。 舎利弗。吾従成仏已来。―令離諸著。 所以者何。如来方便。―皆已具足。 ほか)
寿量品講義(爾時仏告。諸菩薩及。―神通之力。 一切世間。天人及。―那由他劫。 譬如五百千万億。那由他。―無量無辺。 爾時仏告。大菩薩衆。―阿僧祇劫。 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norimasa Saito
3
「私たちの生命は、創造神のような"作者"によって作られた"作品"ではない。宇宙と共に無限に続きゆくものです。あえて言えば、生命自体が作者でもあり、作品でもあるのです。」法華経で説かれる生命の不可思議さ、広さ、深さをわかりやすく展開。池田大作氏の言葉の力に驚嘆する。 2015/06/22
こうきち
2
「さあ、今こそ戦おう!」 心の底から、こう決めきった瞬間が「爾の時」なのです。この瞬間から「運命」が変わる。「人生」が開ける。「歴史」が始まる。(40P)2018/01/03