朝日文庫<br> 山口百恵 赤と青とイミテイション・ゴールドと

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朝日文庫
山口百恵 赤と青とイミテイション・ゴールドと

  • 著者名:中川右介【著】
  • 価格 ¥999(本体¥909)
  • 朝日新聞出版(2012/09発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022617255

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内容説明

無数のアイドルが生まれては消えゆくなか、なぜ私たちは、彼女だけは忘れられないのか――。芸能界デビューから40年。膨大な文献と資料から、本人と関係者の発言を徹底収集。「伝統」と「革命」を同時に達成した、歌謡史上の奇跡「山口百恵」とその時代を活写した画期的評伝!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

38
これは面白い…そして山口百恵は何て格好いいんだ!。山口百恵のデビューから引退までを著者曰く「はるか昔に活躍した歴史上の人物を描く史伝として書いたつもりだ」。まさしく歴史小説張りに面白い。ナベプロ帝国とテレビ局の軋轢から生まれた日テレ『スター誕生』からデビューしたのが1973年。謎めく生い立ちやライバル達との微妙な距離。三浦友和との恋人宣言&引退をクライマックスにして、資料を駆使しながら進む物語は、様々な人々の思惑と対立の中で進む。孤高を感じた。1980年引退時、私は小学2年生。綺麗な人であった。2014/08/13

ごへいもち

25
読友さんご紹介本。面白く一気読み。本人も著者も百恵プロジェクト参加者が全員で作り上げた「総体としての山口百恵」を強調しているがやはり本人の類稀な資質が一番だったに違いないと思った2014/08/16

じゅん兄

23
彼女のLPを買った時(そうCDじゃなく当時はLP)ジャケット写真の彼女の腕に予防注射のような痕を見つけて、なぜか彼女も普通の女の子じゃないか、と思った。その普通の少女がたった7年で伝説になった。その伝説になるまでの過程をこの作者は膨大な資料を基に丹念に解き明かしていく。その緻密さ臨場感は山口百恵と同時代に生きていなかった読者でも面白く読めるだろう。本書にもあるが「霧の旗」で名優三國連太郎を相手に堂々と演じきった彼女はひたすら美しい。2012/08/07

ぐうぐう

9
山口百恵という稀有なアーティストを、そのデビューから引退まで詳細に記す。百恵を取り上げた書籍(または記事や番組)は、特に引退後、様々発表されたが、引退後から俯瞰するものが多かったように思う。結果的にそれらの書籍は、引退を機に書かれた『蒼い時』に縛られた内容となった。しかし中川右介は、これまでの自著での方法論を踏襲し、その当時に書かれた記事や発言を徹底的に調査し、網羅することで、時代そのものをリアルに再現していくのだ。ときには、のちに書かれた『蒼い時』で記された違いも詳らかにする。(つづく)2012/05/20

やぶこ

7
かなり掘り下げて百恵ちゃんの歴史を調べて書いてくれている。 芸能界の裏事情などもわかって「そうだったのか!」と納得したり、 興味深いところも多々あった。 百恵ちゃんが引退する前から伝説になる、などと言われていたが本当にそうなったなー・・・と過去、百恵ちゃんの時代に どっぷりだった私はそう思う。 「ザ・べストテン」の話も私はドンピシャの時代なので、書かれている曲すべて知ってる曲ばかりだったので 懐かしかった。 あくまで客観的な視点でとらえられており、必要以上に百恵ちゃんを持ち上げたり、崇めたりしていない。2015/10/11

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