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内容説明
その城は、一夜で地中に没した! 天正13年11月29日、難攻不落を誇った奥飛騨の帰雲城は、突然起こった大地震による山津波にのまれ、城主・内ヶ嶋氏理と一族郎党500余名と共に地中に没した。一片の異物も発見されず、城のあった場所も特定されぬままに、帰雲城はやがて、その存在すら忘れられていった。この戦国最後のミステリーを解き明かすべく、歴史家・加来耕三が現地に飛んだ――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
6
世界遺産の合掌集落で有名な白川郷から数キロ南には、天正大地震によって一夜にして土砂に埋まった帰雲城と、金山経営によって潤っていたらしい内ヶ嶋氏が溜め込んだ埋蔵金の伝説がある。興味があったので借りて読んでみたが、内容は期待はずれ。内ヶ嶋氏のルーツや歴史、その周辺の人物や背景にほとんどのページが取られてて、情報量が無駄に多いもののまったく面白くない。「戦国最後の謎に挑む」とか煽ってるくせに、肝心の「消えた戦国武将」や帰雲城についてはわずか数ページで、「すべての調査はこれからなのかもしれない」が結論って。2016/04/26
小椋
2
帰雲城と内ヶ嶋氏というよりは、その時代背景の話という感じでした。まだまだ分かっていることが少ないのでしょうね。2027年にも発掘調査をするようなので、今後に期待します。2023/11/21
禿頭王
2
1970年代後半、安達正雄氏が『日本海学会誌』に帰雲城や内ヶ島の家系などに関する論考をまとめて発表しています。本書の内容は、ほとんど安達氏によって明らかにされた内容ですが、参考文献には一切挙げられていません。もはや剽窃・盗用のレベルでは?内ヶ島に関係ない情報が多いのも、安達氏以上の発見がなかったからかもしれません。2023/04/12
いきもの
2
*帰雲城と内ヶ嶋氏理は殆ど出てきません2012/12/22
onepei
2
贅肉を省いていったら40ページも行かないんじゃないか。羊頭狗肉。2012/03/03