文春文庫<br> 粗茶を一服 - 損料屋喜八郎始末控え

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文春文庫
粗茶を一服 - 損料屋喜八郎始末控え

  • 著者名:山本一力
  • 価格 ¥555(本体¥505)
  • 文藝春秋(2013/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167670160
  • NDC分類:913.6

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内容説明

武士の心と商人の知恵を持つ男、喜八郎。大不況下でも図抜けた身代を誇る札差のドン・伊勢屋を陥れようと、悪い噂を江戸中に流しているのは果たして誰なのか。仕掛けられた罠、謎、そして伊勢屋の豪快な意趣返し。極上の茶の香りにのせ茶室で繰り広げられる商人たちのかけひきに喜八郎はどう動くのか。秀弥との恋の行方も気になる、大好評「損料屋喜八郎」シリーズ第3弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

43
面白かったです。商人たちの駆け引きほど痛快なことはありませんね。2021/12/26

tengen

41
損料屋シリーズ第三弾 ☆御助け米など公儀の不況対策が実施されることに。秋山同心から騙りに注意するよう連絡があったのだが、早速に猫札という怪しい投資話が持ち上がっていた。 ☆棄捐令の後も大きく勢力を伸ばす伊勢屋四郎左衛門へ、嫉む同業からの危険な罠が張り巡らされる。さて伊勢屋どうする。伊勢屋の器量が光ります。 ☆喜八郎が口開けとなった蓬莱橋の屋台に渡世人風の男が脅しに現れた。喜八郎の裁きに胸がすく。 ☆彡 猫札/またたび囃子/猫いらず/惣花うどん/いわし雲/粗茶を一服/十三夜のにゅうめん2017/08/21

Atsushi

32
損料屋喜八郎シリーズ3作目。棄捐令が招いた不況対策のため幕府が決めた三万両の御助け米。その配分を巡って札差の間で壮絶な駆け引きが勃発。喜八郎の碁敵ともいうべき伊勢屋は妬む同業者から様々な罠を仕掛けられるが、持ち前の器量で難なくこれを解結。悪者を懲らしめる活躍と痛快な展開に胸がすく。2018/09/04

コージー

21
相変わらずの安定感。喜八郎の隙のない活躍、好きだなあ。一見強欲に見える伊勢屋も、学ぶところが沢山ある。一力さんの本は安心して読めます。2015/11/15

ぷう

16
わたし、登場人物の中で、伊勢屋が一番好き。2013/06/02

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