内容説明
裁判員制度も始まったのに、法律は、難解な言葉できれいごとやタテマエばかりを語り、いい気になってカッコつけている。そんなヤツほど、じつは見せたくないものをたくさん隠しているに違いない! 法律が必死で隠している真の姿を、ここにお見せしよう。
『裁判官の爆笑お言葉集』の著者が放つ、ぶっちゃけ法律用語辞典。
──あなたは憲法を守らなくていいって知ってた? この世は「悪意」に満ちているって、どういうこと? 日本で最も重い犯罪って、なーんだ? 過去100年間、行われていない国家試験がある? 19歳でも選挙に投票できる裏ワザ、教えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
14
kindleで購入。あまり馴染みのない法律用語の特殊性に期待し読むが、タイトルほどの感じは受けなかった。それでも、辞書のよう順に用語がならべてあり、解説のところでは、面白く表現している。コラムでは、正しすぎる「サザエさん」など、判決文上でのサザエさんについて裁判官が読み上げるようだが、その普段とのギャップを感じれる人ほど面白いのであろう。もう少し、なぜそのように判決文で読み上げられるようないなったか(なぜ訴えられているか?)もあるとなお良いと感じた。禁固の方が懲役より軽い刑種というのも知った。なるほど。2015/12/25
あさ
1
Kindle。法律用語を「悪魔の辞典」的に(そこまで極端ではないけど)。各章末の判例は面白いけど、何の件かわかったらもっと良かったな。印象深いのは「善意」「悪意」か。2016/05/07
K
1
知ってるつもりが知らなかったことがたくさんあった。日本国憲法とか人権とか・・・。2015/12/20
IIDX3968
1
全知全能の神と異なり、人間は不完全な存在。そんな連中が、法律を作り、運用し、縛り縛られ、時には破り、それを裁く。そう、法律自身も、それにまつわるアレコレも、みーんな実に人間臭い。本書はそんな観点から、法律用語を皮肉っぽく解説しています。2015/02/11
アイビー16
0
皮肉たっぷりの法律用語集。法律読み物としてそれなりに楽しめる。2012/06/28