内容説明
活動写真と呼ばれたサイレント映画時代から映画を見続けてきた淀川長治先生が、ヴィスコンティやフェリーニをはじめ、愛する映画について縦横無尽に語ります。そして、映画を見るための心構えや、どういうふうに映画を見たらいいのかも教えてくれます。映画を愛する全ての人に贈る、淀長節炸裂のエッセイ集。上下ニ分冊の上巻です。
目次
第1章 映画こそ私の学校(むかしむかしの活動写真物語;映画に明け映画に暮れたわが十年―活動写真時代の正月;映画こそ私の学校;私はこうして“映画好き”になった―どんなことでもゆるしてくれた母のこと ほか)
第2章 映画に関するあらゆる雑学(美を食べる映画人間;映画が私たちを作った;こわい映画が私に教えたこと;講演というものは生きものだ ほか)