角川文庫<br> 蒼い瞳とニュアージュ II 千里眼の記憶

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角川文庫
蒼い瞳とニュアージュ II 千里眼の記憶

  • 著者名:松岡圭祐
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 特価 ¥275(本体¥250)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043836147

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内容説明

DV相談会に現れた頬に無惨な痣のある女性。元臨床心理士の一ノ瀬恵梨香は鋭い観察力で彼女の本当の目的を見抜き、その人生を救う。それが大事件の序章とも知らずに。一方メルセデス・ベンツばかりを狙う盗難事件が相次ぐ。盗難車を追う恵梨香が見たのは、数百台ものヘッドライトで描かれた巨大なスリーポインテッド・スターだった。この愉快犯の狙いは? そして恵梨香を苛む千里眼の記憶とは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukision

47
前作の『蒼い瞳とニュアージュ』の続編であり、この後『千里眼とニュアージュ』に繋がる設定。メルセデス・ベンツばかり盗まれ、その中には恵梨香の愛車も含まれていた。事件を追ううち、自らの過去の記憶と向き合うことになる。車好きの人ならなお楽しめそう。2020/12/18

カメ吉

47
一気読みしてしまった。前作で残った疑問が岬美由紀と一ノ瀬恵梨香の接点というカタチで解消した。 本作のキーワードは『ドリトル現象』。Dr.ドリトル?動物たちと喋れるヤツか?と思ったらやっぱりソレでした。恵梨香もネコや動物たちとと会話しながら解決へ向かいます。宇崎君との関係もスッキリしませんで残念な感じ。美由紀と恵梨香のコラボもなく中途半端な感じ。 でも、ストーリーに引き込む不思議な魅力はさすが松岡圭祐作品。ムダな?プチ雑学も随所に盛り込まれてて楽しめました。2018/12/21

zanta

9
30/1/30/2017 悪役があり得ないくらいあくどくて、解りやすい。岬とは完璧さが違って、好感が持てる。2017/01/30

閲覧室

9
数百台もの盗難ベンツで炎の巨大スリーポインテッドスターを描いた犯人の意図を探る話。ヒロイン(元臨床心理士の渋谷系ギャル)が精神異常を来した状態で駆けずり回っていた。実に作中の半分以上病み通し。凄い。怖い。猫が喋るよ。滅茶苦茶だ。だがそこが良い。食事の残し具合から××を疑い、コオロギの鳴き声から××を算出、蜘蛛の巣に××を感じ…とストーリー仕立てな雑学書の様相を呈さずにはいられない氏のスタイルが好きなのだろうと思う。ご都合主義やイロモノと言われようがこのノリは結構愛すべきものなのではないかと。2011/05/13

ハゲおやじ

8
表紙の若い深田恭子は恵梨香のイメージでは無い事を百歩譲って許せたとしても、カラー画像のページは許せない!里音が何なのか?が、読む前に解っちゃって 読んでて つまらなかった(そこだけね)。テンポ良く進んで行くのは面白かったが、黒幕のジジィが平気で人を殺させる描写は私にはショックだった。でも、PTSDで ドリトルなんとか の中で 必死に自分を取り戻そうとしている恵梨香には感動。宇崎への気持ちがチラッと出たのは、ホッとした。次作があるなら、もっと宇崎との関係を書いて欲しい。やっぱり、千里眼読むべきかなぁ・・・。2016/03/28

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