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内容説明
バブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは、実は何なのか。身近なたとえ話からキャッシュベース、採算向上、透明な経営など七つの原則を説き明かす。ゼロから経営の原理と会計を学んだ著者の会心作。
目次
私の会計学の思想
第1部 経営のための会計学―実践的基本原則(キャッシュベースで経営する―キャッシュベース経営の原則 一対一の対応を貫く―一対一対応の原則 筋肉質の経営に徹する―筋肉質経営の原則 完璧主義を貫く―完璧主義の原則 ダブルチェックによって会社と人を守る―ダブルチェックの原則 ほか)
第2部 経営のための会計学の実践―盛和塾での経営問答から(先行投資の考え方について 大手との提携による資金調達について 拡大による借入金の増加について 経営目標の決め方について 「原価管理」の問題点)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
51
経営にとって会計が非常に重要な役割を果たしていることを説得力あるわかりやすい言葉で説明してくれています。この本は実務で何かあった時に読みかえす基本的な書物であると思っています。2013/12/24
ホッパー
48
会社経営における会計の考え方を知る本。働く者として、会社の中で動くお金に実感を持っているか問われた気持ちになる、良い体験となった。巻末にある、実際の会社経営における質問に答える一問一答が良い。その状況で、自分ならどう答えるか、どう選択するか、、を想像すると痺れる。2021/03/06
exsoy
41
「アメーバ経営」で有名な京セラ創業者・稲盛和夫氏が経営者とはどうあるべきかを語る本。初刷は1998年だけど現在でも通用するであろう理論が書かれている。だが、内部統制やダブルチェックの重要性を語ってるのにアメリカの子会社で営業から経理まで一人でやっているけど会計士が見ても何の問題もなかった、って書いてるのはちょっと疑問…2016/09/10
ふ~@豆板醤
33
4!【初心に返るシリーズ】かれこれ3,4回は読んでる本。大学の会計学の授業で参考図書として読んだ時から、読む度学びの深さについて反省させられる良書。会計は道具ではあるけど、それを生かすも殺すも使う側次第だと改めて思う。アメーバ経営や一対一の原則の徹底などの実践まで考え抜く姿勢は他の著書からも学びたい。「本質を見極め正しい判断を積み重ねていくことが、絶えず変化する経営環境の中では必要」「値決めは経営」「額に汗して稼いだものしか利益ではない」「誰にも負けない努力」2017/05/11
Aki
30
勧められて読了。非常に基本的なことであるが故に却って実践が難しいことが多く説かれており背筋を伸ばされるような心持ちになった。心の緩みなく常に自身を律することは容易ではないが、意識したい。2021/07/25