文春文庫<br> 青葉繁れる

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文春文庫
青葉繁れる

  • 著者名:井上ひさし
  • 価格 ¥458(本体¥417)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167111014
  • NDC分類:913.6

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内容説明

青葉繁れる城下町、東北一を誇る名門校・仙台一高に、日本一の名門・日比谷高校から転校生がやってきた。しかも編入されたのは名門校にも存在する落ちこぼれクラス。料亭の息子で映画マニアの稔くん以下、ユッヘ、デコ、ジャナリの仲良し四人組はいろめきたったが、異性への過度の関心という共通の悩みから、日比谷の劣等生、俊介くんはあっという間に仲良くなって、女子校合同英語劇公演、松島合ハイと愛すべき珍事件をまき起す! 抱腹絶倒、爆笑とペーソスあふれる青春文学の傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

背番号10@せばてん。

30
1986年5月21日読了。おじさんだって、たまにはこういう本を。ちなみに74年のドラマ主演は、森田健作(前千葉県知事、当時25歳)。(2022年7月5日入力)1986/05/21

ぶんぶん

11
【再読】ずいぶん昔に読んだ、単行本で初出だから、ずいぶん前だ…懐かしく、古本屋で思わず手に取った。 話は東北の高校生の抱腹絶倒のユーモア小説。 しかし、デビュー作でこの完成度、流石に井上ひさしである。 ユーモアの中にペーソス溢れる青春が活写されている。 いろいろなアンチテーゼが盛り込まれているのだろう、しかし、ただ単純にドラマを楽しみたい、これは井上版・「坊っちゃん」だ。 ふと、時代が遡った感じがした…懐かしいなぁ♪2015/03/15

カモノハシZOO 

4
60年前の男尊女卑には違和感があった、あまり共感は持てなかった、歴史的高校賛歌と考えよう。2019/05/05

くっきー

3
なんだか、これぞ男子!って感じでした。東北一を誇る名門校の劣等生グループに東京の名門校・日比谷高校から転校生がやってきて、いろんな珍騒動を巻き起こします。今も昔も変わらないな〜なんて思うけど、私はいちおう女子なので実際のところはわかりませんが…。2011/07/28

fumi

3
思春期男子リビドー小説の元祖、という認識で間違いないかしら。なんて確認を取るまでもなく、私の中ではその位置に決まった。井上ひさしは抜群にキャラ造形が巧く、しかもそのキャラの振る舞いは純然たる駒のそれなのだと、彼の「笑い」に裏打ちされる冷徹さを少し思う。そうは言っても笑っちゃうのだが。2009/08/14

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