基本説明
文壇のアルケオロジー|
詳細説明
●文壇のアルケオロジー
(大澤聡 編)
《特集にあたって》
◇文壇のアルケオロジー
―巻頭言にかえた楽屋話― 大澤 聡
《対談》
◇研究と文壇
紅野謙介・大澤聡
◆ネットワーク――明治期/大正期の文壇
◇ある「文壇」意識の位相 中島国彦
―新資料にみる一八九七年の漱石の俳壇意識―
◇文壇醜聞と友情 掛野剛史
―薄田泣菫と平尾不孤―
◇告白の奨励 木村 洋
―自然主義から婦人問題へ―
◆ソーシャル――大正期/昭和戦前期の文壇
◇文壇と市場のアルケオロジー 山本芳明
◇〈文壇〉のハッピーバースデイ 金子明雄
―ディスプレイとしての花袋・秋声誕生五十年祝賀会―
◇パトスとしての文壇 鈴木貴宇
―「巴里会」と組合文化運動を事例として―
◆クリティーク――昭和戦後期の文壇
◇「文壇」論の居場所 佐藤 泉
想像力と戦後転向 梶尾文武
―戦後批評第二世代の文壇形成―
《対談》
◇批評と文壇
川村湊・大澤聡
◆マージナル――外部/内部の文壇
◇植民地の地方都市における「文壇」と「文学」 大東和重
―日本統治期台湾・台南の台湾人作家たち―
◇文壇とその外部 鳥羽耕史
―一九五〇年代のサークル詩集、生活記録集の編集をめぐって―
◇一九五〇年代の詩壇と鮎川信夫 田口麻奈
◆メタヒストリー――現代日本の文壇
◇1977年の文芸時評 水谷真人
◇純文学再設定 中沢忠之
―純文学と大衆文学―
【文学のひろば】
◆坪内祐三
◆ニーチェと詩 井戸田総一郎
―ナウムブルク国際会議の報告―
…ほか